ラ・フォル・ジュルネ新潟2011
332 若松夏美(ヴァイオリン)、高田あずみ(ヴィオラ)、鈴木秀美(チェロ)
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2011年5月8日(日) 12:45  新潟市民芸術文化会館 能楽堂
 
ヴァイオリン:若松夏美
ヴィオラ:高田あずみ
チェロ:鈴木秀美
 

シューベルト:弦楽三重奏曲第1番 変ロ長調 D471

ベートーヴェン:弦楽三重奏曲 ト長調 op.9-1
 
 

 この公演は、当初は古楽器アンサンブルのリチェルカール・コンソートの出演で、珍しい楽器も使用されるとのことで、チケットも完売になった人気公演でした。私も、能楽堂で聴く古楽器演奏は風流に思え、大変楽しみにしていました。
 ところが、リチェルカール・コンソートの来日がキャンセルされ、出演者も、演目も大きく変更されてしまいました。鈴木さん以外はどんな人か全く知識がなく、曲目にも魅力は感じませんでした。しかし、チケットは完売になっており、払い戻すのももったいないような気分で、そのまま聴くことにしました。

 満員の能楽堂に響くヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの音はミスマッチでもあり、新たな魅力でもあります。響きが少なくて音響的には悪いかもしれませんが、ダイレクト音での勝負となります。

 さて、曲目に魅力は感じず、退屈するんじゃないかと危惧していましたが、演奏は、それぞれ実力者ぞろいで、退屈せずに聴き通すことができました。
 

(客席:正7−5、1500円)