昨年は2年続けての不幸がありましたが、今年は無事に過ごすことができてありがたかったです。あわただしい日々ではありましたが、今年もたくさんのコンサートに行くことができました。仕事の都合でチケットはあるものの行けなかったコンサートがありましたが、ホームページに感想を記載したコンサートは、LFJ新潟の11公演を含めて全部で75公演となります。
基本的に日曜日の午後はコンサートを探して行っていましたので、数だけは増えてしまいました。中でもLFJ新潟では2日間で11公演を聴くという離れ業でした。また、秋には初めて大阪でのコンサートも体験しました。
このようにいろいろありましたが、記憶に残っているコンサートを開催順に10公演を選んでみました。
1月24日(日)長岡リリックホール フランツ・リスト室内管弦楽団
演奏も良かったですが、南紫音、菊池洋子、高木綾子、中嶋彰子というヴィジュアル的にも優れた音楽家を一度に拝見できたのが良かったです。
2月6日(土)新潟市民芸術文化会館 東京交響楽団第57回新潟定期演奏会
大雪・暴風雪で大変な日でしたが、飯森さんの熱き「カルミナ・ブラーナ」で盛り上がりました。
3月21日(日)新潟市民芸術文化会館 東京交響楽団第58回新潟定期演奏会
秋山さんの指揮での南米特集でしたが、ゴリホフやヒナステラなど、東響定期でない限り新潟では聴けない曲を聴けて良かったです。
5月1日(土)新潟市民芸術文化会館 LFJ新潟 ピーター・ウィスペルウェイ 無伴奏チェロ組曲全曲演奏
能楽堂に響き渡るチェロの音は、心にダイレクトに迫り、緊張感が精神的高揚感に変わりました。
5月9日(日)新潟市民芸術文化会館 東京交響楽団第59回新潟定期演奏会
小松長生の指揮での日本人作曲家特集でしたが、林英哲の太鼓の熱演もあって、ホールは興奮のるつぼと化しました。
5月22日(土)サントリーホール 東京交響楽団第578回定期演奏会
東京出張の折に聴くことができました。スダーンの指揮、青木篤子さんのヴィオラによる「イタリアのハロルド」の名演に感動しました。
5月30日(土)新潟市音楽文化会館 山本貴志ピアノコンサート
ショパンコンクールの演奏を聴いて以来ファンになったのですが、期待を裏切らない緩急自在の演奏に感銘しました。翌週のツィメルマンより良かったかも・・。
7月10日(土)新潟市民芸術文化会館 東京交響楽団第60回新潟定期演奏会
スダーン指揮による渾身のブルックナー9番とテ・デウムは息を呑むばかりでした。東響の各奏者も気合が入っていました。
10月31日(日)ザ・シンフォニーホール 金聖響/関西フィル チャイコフスキー選集第3回
初めて聴く関西フィルでしたが、金聖響の指揮で、演奏する側、聴く側が一体となった一期一会の心に迫る演奏を聴くことができました。
12月22日(水)新潟市民芸術文化会館 ゲルハルト・オピッツ ピアノ・リサイタル
これぞドイツ、これぞベートーヴェンというような、重厚・濃厚な演奏に感動しました。
実際に一番感動して涙したのはジュニア・オケだったりしますが、この中でベスト1を選ぶとすると、やはりスダーン/東響の渾身のブルックナーでしょうか。ほかにも東京交響楽団の名演奏は忘れられず、東響新潟定期のありがたさを実感しました。
来年はどんなコンサートで、どんな演奏が聴けるでしょうか。楽しみにしましょう。 |