ATOKにおける辞書の使い方、つまり組み合わせの仕方はバリエーションに富んでいます。一般的に考えられる軍事用語辞書(IME辞書)の使い方は、次の3つであると考えられます。
- ユーザー辞書にマージ(併合)して使う
- 新しい辞書ファイルを作成し、登録して専門用語辞書のひとつとして使う
- 新しい辞書ファイルを作成し、登録して標準辞書のひとつとして使う
いずれを選択するのがベストであるかは、個々人の入力方法によりますが、ユーザー辞書にマージする場合は、ユーザー辞書の内容が変更されてしまうこと。また、専門用語辞書として使う場合は、変換キーがFキーになるというデメリットがあります。
標準辞書では、スペースキーを変換キーとして使いますので、この魅力には抗しがたく、ここでは新しい辞書ファイルを作成し、標準辞書セットを構成するひとつの辞書として使用する方法を中心に説明します。
ご提供する軍事用語辞書(IME辞書)は、約6500項目と比較的小容量であるため、変換速度に与える影響はわずかであると考えられます。しかし大容量の辞書であれば、スペースキーによる変換速度がおそくなり、専門用語辞書として使うことを考慮しなければならないケースがでてくるかもしれません。
手順の流れは、おおよそ次のようになります。
- 軍事用語辞書(IME辞書)を解凍する
- 新しい辞書ファイルを作成する
- 作成した辞書ファイルに軍事用語辞書(IME辞書)の内容を登録する
- 標準辞書セットを構成する辞書として登録する
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