第2話 | 食物繊維に注目! |
前回の話の続きですが、なぜ便秘の解消に食物繊維が有効なのでしょうか? そもそも食物繊維は「体内で利用されず、ほかの栄養素を妨げる不要な物質」とされ、『食べ物のカス』として、扱われてきました。しかし、1970年代からいろいろな病気の予防に食物繊維が効果的であることが世界各国で証明されて、食物繊維は健康に欠かせない重要な役割を持っていることがわかったのです。そして、五大栄養素「たんぱく質」「脂質」「糖質」「ビタミン」「ミネラル」に続く第六の栄養素としての仲間入りを果たしました。 では、食物繊維について考えてみましょう。 食物繊維と聞くと、皆さんは何を思い出すでしょうか?? スジばったセロリやごぼうと思っていませんか?? まず、食物繊維は水溶性と不溶性に大別できます。食品には水溶性成分も不溶性成分も含まれていますが、その働きと、より成分を多く含む食品を下に示します。
しかしながら、便秘解消に食物繊維がいい!と一言でいっても、ただやみくもに食物繊維をとれば便秘は解消されるかというとそうではありません。 便秘の種類によって必要になる食物繊維が異なるのです。便秘の種類については別表を参考にしてください。(便秘のタイプ別へ) ここまで食物繊維の働きや有効性について述べてきました。 その食物繊維の目標摂取量は1日20〜25g!!と言われていますが、25gと聞くと少ないのか多いのか、はたまた自分が1日どれくらいとれているのかわかりづらいですよね。 厚生労働省の調べによると(前回の1話にも少し書きましたが)、現代人は1日16〜18gしかとれていないという報告がでています。外食が多い方、お野菜をあまり食べていないという心当たりのある方だと、1日10g以下ということも・・・。 では、次回のお話までに、自分がどれくらい食物繊維をとれているのか興味のある方は、1日の食事記録をつけて見てください!次回はどんな野菜や料理にどれくらいの食物繊維が含まれていて、あとどれくらい何をプラスしていったら良いのかを書いてみたいと思いますので、自分の食事記録と一緒に見ていくと、自分の不足分の食物繊維量がわかりますよ ☆次回のお話の前までに知りたいという方は、メールでこちらまでkeikofujioka@hotmail.comお知らせください。 さて、前回の別表にアメリカで1日3食をマクドナルドで過ごす男の映画が上映されるというこ とを書きましたが、年末から上映されましたね!!その名も「スーパーサイズ ミー」!日本での上映は危ぶまれていたとのことですが、見事に上映されるなんて(^^) この映画を簡単に言うと、監督自らが1日3食マクドナルドで、1ヶ月間食べ続けるというドキュメンタリーです。 1日3食をマクドナルドだけで1ヶ月なんて、何でそんなことやるのだろう? と思われる方も多くいるでしょう。日本では考えにくいことではあるのですが、実際アメリカでは毎日マクドナルドを食べている人が少なくないのです。そのせいか、アメリカでは「肥満になったのはマクドナルドのせいだ!!」と言って訴訟が起きたくらいなのですから。 つまり同じ食べ物でありながら、なぜファーストフードは体に良くないとされるのか?食べ続けると本当に肥満になってしまうのか?など、わかっているようでわかっていないこの真相をこの映画では追究していました。 その話題の映画「スーパーサイズ ミー」を早速私も見てきました。興味がある方は、私なりの感想や意見を書いたこちらをクリック!(スーパーサイズミーへ) 第1話、第2話と書きましたが、第3話以降では皆さんの食事に関する質問や疑問などのご意見についても書いていけたらと思っています。皆さんの日ごろちょっと気になるけど・・・ということがありましたらご意見をこちらまでkeikofujioka@hotmail.com 。
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