便秘のタイプ別

 ここであげるのは特に常習性便秘と言われる機能の低下などによっておこるものです。
 この他にも便秘は、その経過、発症機序、原因などによって分けられていて、疾患と結びついているものも多くあります。
 あくまでも自己判断だけに頼らず、医師に相談して、便秘の原因、種類を特定してから改善していきましょう☆

便秘の種類 弛緩性便秘 直腸性便秘 けいれん性便秘
特徴 腸の蠕動運動が弱いために起こる便秘。
腸管の緊張や運動の低下により便が十分に押し出せない便秘です。
腸から大脳への排便の  シグナルが鈍い便秘。
例として、便意を我慢して抑えることをきっかけとして排便反射が鈍ってくるために起こる便秘です。
腸が過敏になっているため起こる便秘。
持続的に便秘が続くことは少なく、しばしば便秘と下痢が交互に発症します。
改善ポイント 腸の運動を活性化させること!
※ 刺激を与える。(冷たい牛乳・お水を飲む。)
※ 水溶性・不溶性食物繊維をバランスよくとる。
※ 食事のリズムを整える。
※ 腹筋やマッサージなどで腸に刺激を与えるのも 効果的です。
大脳へのシグナルを活性化させること!
※ 食物繊維をとる。(水溶性・不溶性のどちらも)
※ 毎日決まった時間にトイレに行くような排便習慣をつける。
※ 便は硬固となっていることが多いので、多目の水分摂取を心がけましょう。
刺激や負担をかけないように!
※ 不溶性食物繊維は避けましょう
※ 腸を刺激するような食品(消化が悪いもの、冷たいもの、熱いもの、脂肪の多いもの、香辛料)は避けましょう
※ 規則正しい食事の習慣をつけましょう。