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さくらんど温泉 （五泉市・旧村松町） Ａ （泉質Ｂ、浴室Ａ、設備Ｂ、眺めＢ）
五泉市木越甲423-1 TEL：0250-58-1611 営業時間：9:30-21:00 定休日：第2木曜日、ほか臨時休館あり
泉質：ナトリウム-塩化物温泉、38.7℃、循環、源泉掛け流し浴槽あり
タオル：あり サウナ：あり 露天：あり 石鹸：あり シャンプー：あり 休憩所：あり 食堂：あり
http://www.sakurand.com/ |
 場所：村松の中心街から国道290号線を津川方面に向かい、案内板に従って右折すると農村地帯の真ん中に温泉がある。中心街にさくらんど会館というのがあるが、全く別物なので間違わないこと。五泉市街方面から来る場合は蒲原鉄道跡を左手に見ながら村松市街中心部に向かう。市街に入る手前に案内板が出ているので、左折して農道を進むと村松市街を通らないで行くことができる。磐越道安田ICから来る場合は、五泉市街に入る手前の論瀬交差点を左折して農道を走り、国道290号線の早出端交差点を右折し、早出川を渡って看板に従って左折するとすぐに到着できる。
料金：大き目の下足箱に靴を入れ、下足箱の鍵と引き換えに受付する。大人700円、子供300円、17:30以降は夜間割引で、大人500円、子供200円になる。幼児無料。これまでタオルセット付であったが、2020年9月1日よりタオルセットは100円で別料金となり、2023年8月1日より150円になった。浴衣はない。個室使用：1時間500円。
   浴室：右奥に浴室があり、左が「さくらの湯」、右が「黄金の湯」で、男女で交互に使用される。浴室は、正方形を対角線で左右に分割した形になっており、左右対称で、脱衣場や浴室の作りは全く同等である。浴室内はガラス張りで明るい。内風呂は三角形のジャグジー付きの大浴槽の他、源泉浴槽がある。他にサウナ、水風呂、露天風呂がある。浴室中央に6角形を取り囲むような洗い場が6か所あり、ほかに壁際にも洗い場が6か所あるが、いずれも仕切りはない。ボディソープ、リンスインシャンプー、固形石鹸あり。脱衣場洗面台にはドライヤーが置いてある。脱衣場ロッカーは自由に選べるが、コイン返却式であるので、100円硬貨を用意する必要がある。
泉質：源泉名は村松さくらんど温泉。泉質はナトリウム-塩化物温泉、源泉温度38.3℃。主な成分（イオン濃度：mg/kg、平成17年5月9日分析）は、Li
1.7、Na 2821、K 18.4、NH4 4.9、Mg 18.8、Ca 317.5、Sr
6.0、Mn 0.3、Fe(II) 0.3、F 1.9、Cl 4413、Br 16.9、I 2.3、SO4
1020、HCO3 60.7、CO3
3.3、メタ珪酸 10.9、メタ硼酸 27.3、遊離CO2 13.5、など、ガス性除く成分総計は8745mg/kgである。飲泉は不可。実際の湯は淡黄褐色透明、無臭であるが、程良い塩味がする。内湯大浴槽と露天風呂は非加水・加熱・循環。内湯源泉浴槽は非加熱・掛け流しである。以前は源泉浴槽にジェットがあり、せっかくの源泉が台無しになるので残念に思っていたが、その後保健所の指導もあって、ジェット浴が廃止されたのは良かった。
（追記）最新では、平成27年4月30日の成分表が掲示されている。泉質はナトリウム-塩化物温泉（等張性弱アルカリ性温泉）。源泉温度
38.7℃。主な成分（イオン濃度：mg/kg）は、Li 0.5、Na 3325、K16.5、NH4
12.2、Mg 25.1、Ca 317.6、Sr 5.8、Ba 0.0、Al 0.0、Mn 0.5、Fe(II) 1.1、Cu
0.0、Zn 0.0、F 1.9、Cl 4684、Br 17.5、I 2.6、NO2
0.0、NO3 0.0、HS 0.0、HSO4
0.0、S2O3 0.0、SO4 1069、HPO4 0.0、HCO3 64.1、CO3 0.0、メタケイ酸 25.8、メタホウ酸
29.9、遊離CO2 2.1、遊離H2S
0.0 など、ガス性除く成分総計は9599mg/kgである。
コメント：館内はきれいに管理され、従業員の感じもいい。ソファ、椅子類がいろいろ配置。大きな多目的ホール、大広間があり、休憩場所は確保できる。家族連れに好適であろう。マッサ−ジルームもある。売店や食堂のメニューも豊富。村松名物の鯉料理もある。規模に比して、脱衣場は狭い。1997年末から浴室の改良工事が行われたが、狭いままだった。脱衣ロッカーは大きめで良いが、コイン返却式なのは煩わしい。
泉質は開業当初はナトリウム-塩化物・硫酸塩泉であったが、微妙に成分・濃度が変わった。スケールにより配管・ポンプに障害が生じ、2009年5月から水道水による営業となったが、9月16日に源泉供給が再開された。大浴槽・露天風呂が循環式なのは残念であるが、小さいながらも非加熱・掛け流しの源泉浴槽があるのはすばらしい。ただし注湯量は多くはない。
2010年4月から指定管理者制になり、食堂のシステムなどが若干変更されたが、館内に大きな変化はない。ちょっと古さも感じるようになったが、設備、雰囲気、料金など総合的には優れている。ちなみに、タオルは薄ピンクの桜色。ボディソープ、シャンプーは桜葉のエキス入りである。ちょっとしたこだわりがうれしい。
→ブログ
（No.7 1996、1998、2009/9/19、2011/4/9、2015/10/3改訂、2020/9/1改訂） |
