場所:田上町と村松町を結ぶ県道沿い(通称大沢峠)にある。田上町の羽生田から進むと、大沢鍾乳洞の先の右手の谷間にある。一見普通の民家で、温泉があるようには見えないが、玄関先の看板でここだとわかる。鯉料理、山菜料理が専門のようであるが、入浴だけの利用も可能である。 料金:入浴のみは500円(小人250円)。浴室にはタオルが置いてあって使用可能。 浴室:玄関のすぐ前に浴室がある。弱々しいジェット付きの大浴槽のみ。青いビニールのふたがしてあり、自分ではぐって入浴。大きさは畳1畳くらい。洗い場にはシャワーは1ヶ所のみ。固形石鹸とシャンプー、リンスがある。窓は曇りガラスで外は見えないが、窓を開けたところで景色がいいわけでもない。浴室は1ヶ所のみなので、男女交代制となる。 泉質:鉱泉を沸かしているらしい。浴室前の廊下に開湯時の古い効能書きが掲示してある。刈羽鉱泉と言うそうで、古くて解読しにくいが、主成分は食塩というようなことが書かれている。しかし、実際の湯は、無色透明無味無臭で全く特徴はない。ただの清水という印象。 コメント:開湯は明治13年5月。佐藤亀蔵が弟の徳松とともに温泉宿を開いたのが始まり。2人の名前を取って亀徳泉と命名された。かつては湯治宿として繁盛したらしいが、現在は食事・休憩のみ。昔、病気の亀がこの鉱泉に浸かっていて元気になったため、万病に効く霊泉として知られるようになったとの伝説がある。この鉱泉のすぐ上に大沢鍾乳洞があり、また鍾乳洞入り口向かいの県道沿いに、大沢清水が湧き出ており、ポリタンクに汲んで帰る人で賑わっている。県道沿いのわかりよい場所であり、ついでに立ち寄るのはいい。 (No.233 2001/11/11) |
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