出湯温泉 出湯温泉共同浴場 (阿賀野市) B  (泉質B、浴室D、設備D、眺めD) 旧施設

阿賀野市出湯 TEL:0250-62-3155 営業時間:7:00-20:00 定休日:なし
泉質:単純温泉、18.3℃?、掛け流し
タオル:なし サウナ:なし 露天:なし 石鹸:なし シャンプー:なし 休憩所:なし 食堂:なし


場所:弘法大師が開いたという千年以上の歴史をもつ由緒ある温泉。越後平野の人たちが古くから湯治場として利用していた。私も子供のときからなじみ深かった温泉である。国道290号線から出湯温泉街に入ってすぐ。無料駐車場に車を止め、歩くと正面に出湯温泉と大きく書かれた古ぼけた建物が見える。

料金:入ると左手に受け付けがあるのでお金を払う。大人150円、子供100円。当然ながらタオルなし。

浴室:下駄箱もなく、土間に靴をそろえて脱衣場に入る。左が男湯、右が女湯であるが、のれんが掛かっているわけでもない。浴室は狭く、タイル張りのふるめかしい浴槽。私が入ると、既に5人位の人が浴槽に入っており、入る込むすき間もないが、ここはずうずうしく入り込んでいく。湯はややぬるめで、肌に優しく長く入っていれるが、混み合っていて落ち着かない。洗い場は鏡はあるが形だけ。石けん類はない。まさに昔ながらの共同浴場である。

泉質:源泉名は出湯温泉・出湯新温泉。泉質は単純温泉(弱アルカリ性低張性温泉)。源泉温度は18.3℃、浴槽41.6℃と書いてあったが、間違いかも知れない。源泉温度18.3℃では単純温泉にならない。温泉前にボイラーがあって加熱して使用されている。湧出量は110L/分(動力揚湯)。成分的には特記すべきものはなく、湯は無色透明無味無臭。柔らかな湯である。掛け流しされ鮮度は高いが、華報寺共同浴場のような泡付きはない。入り口に古めかしい筆書きの成分表、効能書きが掲げてある。

コメント:設備は乏しく休憩設備など何もない。トイレも外である。タオルや石けんが必要なら温泉手前にある「かわひょう」という土産物店で買う。こんなところではあるが、地元とは思えない人たちが老若男女次から次へと訪れている。源泉をボトルに入れて持ち帰る人も数多い。(2本まで無料) 新潟県の下越地方の人なら一度は登ったことのある五頭山の登山口でもあり、行楽のついでに寄るにいいだろう。汚さ・古さも風情と感じてくれる人向き。

(No.88 1998/10/4、2004/4/1合併により住所変更、2005/11/3改訂)

*建て替えのため、2007/10/15より休業しています。

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