月岡温泉 ほうづきの里 (新発田市) B   (泉質A、浴室C、設備C、眺めC) 2021年3月28日で閉館

新発田市月岡727-1 TEL:0254-32-1110 営業時間:9:30-19:00(最終受付18:30)  定休日:月曜日、年末年始
泉質:含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉、50℃、掛け流し・循環
タオル:なし サウナ:なし 露天:なし 石鹸:あり シャンプー:あり 休憩所:あり 食堂:休止
http://www.shibata-shakyo.or.jp/about/shisetsu/hoduki.html


場所:月岡温泉のカリオンパークという公園内にある。合併前の豊浦町が建設したデイケアセンターを兼ねた施設。新発田市に合併後は「新発田市豊浦福祉センター 」となり、現在は新発田市社会福祉協議会が管理・運営している。施設前の駐車場は狭いので、カリオンパークの駐車場に止めぶらぶら歩くのがお勧め。隣のカリオン文化館の庭を通っていくとよい。2017年に浴室の改修工事が行われ、8月11日にリニューアルオープンした。

料金:大人620円、子供310円。タオル・浴衣類なし。午後4時以降は460円と割引になるのでこの時間帯をねらうとよい。市内65歳以上は460円である。もともとが福祉施設であり、娯楽的要素は少ない。最終受付が18:30と早いのでご注意。

浴室:浴室には長方形の大浴槽と岩風呂がある。大浴槽は循環式だが岩風呂はかけ流しである。洗い場は、5ヶ所。ボディソープ、リンスインシャンプーがる。脱衣場には鍵つきロッカーがあり、好きなものを選んで使用する。

泉質:源泉名は、月岡5号井、月岡6号井。泉質は、含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉。源泉温度は、5号井・6号井それぞれ50.4/49.5℃。湧出量は440/141L/分。PHは8.0/7.6。主な成分(イオン濃度:mg/kg、平成25年7月4日分析)は、Li 0.3/0.3、Na 1097/1107、K 22.6/22.8、NH4 6.7/6.9、Mg 22.1/21.8、Ca 50.2/49.5、Sr 2.4/2.4、Cu 0.0/0.1、Zn 0.0/0.2、F 2.7/2.7、Cl 1059/953.3、Br 4.9/5.0、I 1.3/0.9、HS 71.5/79.3、S2O3 41.4/26.0、SO4 575.1/596.5、HPO4 0.4/0.0、HCO3 482.1/485.1、メタケイ酸 40.3/43.5、メタホウ酸 14.6/14.4、遊離CO2 8.1/20.4、遊離H2S 8.1/22.6、などで、ガス性除く成分総計は3494/3418mg/kgである。
 入浴に適した温度に保つため加温、開館前に浮遊している油をオーバーフローさせるために加水、衛生管理のため循環・ろ過装置使用、塩素系薬剤により消毒しているとの掲示がある。
 湯はエメラルドグリーン。飲めば苦味と塩味がする。硫黄分の多さは日本でも屈指であり、硫化水素臭漂う硫黄泉としての魅力のほか、食塩泉としての温まりの良さもあり、肌はしっとりとしてつるつるになるのが大きな魅力である。この辺が美人の湯と称される所以であろう。

コメント:もっと美人になる温泉として宣伝している月岡温泉を手軽に味わうにはちょうど良い施設である。2階に休憩用広間があり寛ぐことはできる。基本的に福祉施設であり、設備的に乏しいが、泉質では強烈な個性を放ち、温泉を楽しみたい人には特におすすめしたい。泉質的には私が最も好きな温泉のひとつである。
 最後に、「ほうづき」の由来について。豊浦町の「豊」と月岡の「月」からだそうです。もっと奥深い意味があるかと思ったが・・。

ブログ

*2015年4月1日より、食堂・売店の営業が休止になりました。その代わりに、新発田市内の割烹・弁当業者(施設委託業者)へ弁当の注文ができるそうです。また、食事(飲み物除く)の持ち込みができるようになりました。弁当は、種類がいろいろありますので、問合せいただくとありがたいとのことです。当日の弁当受付は11時半頃までだそうです。


*2021年3月28日をもって閉館しました。

(No.27 1997,1999/5/10、2014/7/13改訂、2015/4/26追記、2020/6/29料金訂正、2021/3/28閉館)

2003/7/7 豊浦町は新発田市に合併し、月岡温泉も新発田市になりました。

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