紫雲寺温泉(深層湯温泉) 紫雲の郷 (新発田市・旧紫雲寺町) A  (泉質A、浴室A、設備B、眺めC)

新発田市藤塚浜966 TEL:0254-41-1126 営業時間:10:00-21:00 定休日:第3木曜日、8月無休
泉質:ナトリウム-塩化物強塩温泉、55.5℃、循環
タオル:あり サウナ:あり 露天:あり 石鹸:あり シャンプー:あり 休憩所:あり 食堂:あり
https://shiunjikinen-park.jp/shiunnosato

場所:国道7号線新新バイパス・蓮野ICから国道113号線に降り、しばらく進む。加治川を渡り、紫雲寺町に入ると右手に紫雲寺記念公園がある。ここの健康運動ゾーンとして、プール、体育館からなる健康スポーツセンターと屋外運動施設を県が整備し、温泉施設の紫雲寺記念館・紫雲の郷を紫雲寺町が第3セクターで建設した。2002年4月4日のオープンである。

*2024年4月1日より、新発田市の著嬰となり、食堂の営業は休止されている。

料金:大人700円、小人300円、3歳未満は無料。タオルセット100円、館内着200円。(2023年10月1日料金改定)

浴室:藤塚の湯、紫雲の湯で男女が分かれ、日によって入れ換える。打たせ湯付きの大浴槽、ジャグジー風呂、水風呂、サウナ、そして一枚岩をくり抜いて造ったという露天風呂がある。露天風呂は藤塚の湯は2つあるが、紫雲の湯は1つのみである。浴槽は大きくなく、特に露天風呂は5-6人で満員になる。洗い場は全て仕切付きで使いよい。ボディソープ、リンスインシャンプー完備。

泉質:源泉名は紫雲寺温泉。泉質は含硫黄-ナトリウム-塩化物強塩温泉。源泉温度55.5℃。湧出量106L/分(動力揚湯)。掘削深度1300mで、天然ガスとともに湧出しているとのこと。主な成分(イオン濃度:mg/kg、平成21年8月10日分析)は、Li 5.7、Na 12440、K 445.5、NH4 339.9、Mg 161.9、Ca 980.1、Sr 6.1、Ba 3.6、Mn 0.2、Fe(II) 6.1、Cl 21110、Br 139.9、I 86.7、HS 1.4、S2O3 0.1、SO4 26.7、HCO3 604.1、メタ珪酸 132.1、メタ硼酸 236.4、遊離CO2 137.0、遊離HS 2.6 など、ガス性除く成分総計は36730mg/kgである。
 以前の分析では、ナトリウム-塩化物強塩温泉であったが、硫黄分が基準を超えて、泉質名に「含硫黄」が付くことになった。実際の湯は淡黄褐色透明で、独特のアンモニア臭・ヨード臭・臭素臭がし、かなり塩辛い。「衛生管理の目的から加温し、その後の温度調整のため加水もしています。衛生管理及び浴槽内の温度を均一に保つために、循環濾過装置を使用しています。衛生管理のため、塩素系薬剤及び非塩素系薬剤を併用しています。入浴剤は使用していません。」と掲示してある。循環湯ではあるが、オーバーフローが十分にあり、気持ち良く入浴できる。

コメント:1階にレストラン(入浴以外の一般者も利用可能)、網焼きレストラン、2階に食事処、リラックスルーム(休憩用大広間)がある。その他中小の休憩室もある。明るく広いロビーに椅子席も数多くあり、くつろげる。エレベーターもある。喫煙所には排煙装置付き。5月よりマッサージルームも開設された。このように設備的には充実しているが、仮眠室があればさらによいと感じた。
 浴室、休憩所とも広くはなく、特に浴室はかなりコンパクトである。聖籠観音の湯、塩の湯温泉の中間に位置し、泉質は良く似ている。一番新しいが、当初の館内着・タオル付きながら900円という料金は、このあたりでは高額であり不評であったが、2002年6月に料金が改定され利用しやすくなった。

 さて、パンフレットには深層湯温泉と書かれ、宣伝もそのようにしている。開業当初、ここの温泉名は何かと尋ねたが、決まっていないという返事。紫雲寺温泉とか藤塚浜温泉とか分かりやすい名前を付ければいいのになあとの要望も伝えたが、結局深層湯温泉のままである。深層湯は一般名であって、固有名詞になり得ない。何とも味気ないなあ・・。
(と、久しく嘆いていましたが、その後浴室には源泉名として紫雲寺温泉と掲示するようになりました。それなら紫雲寺温泉と宣伝すれば良いのに。このホームページでは紫雲寺温泉と紹介しておきます。)

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(No.244  2002/3/31、4/7、6/8、9/3、2003/2/2、2011/3/26改訂、2015/8/1ブログリンク追加、2020/1/1料金改定、2023/10/1料金改定、2024/4/1追記・URL変更)

正式オープンは2002/4/4ですが、3/31に無料体験入浴会に参加、その後正式に再訪問しました。

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