場所:平成22年10月31日に、惜しまれて閉館した「天神の湯(ヘルス天神)」が、平成23年7月16日、再オープンした。 料金:大人600円、小人300円、タオルなし。タオル100円。券売機で入浴券を買って受付す。(2012年1月25日より入館料が大人600円に値上げされましたのでご注意ください。) 浴室:館内は以前と同様であり、浴室も変化はない。内風呂は大浴槽のみ。大きなガラス窓から露天風呂がよく見える。露天風呂は屋根付きで、6畳ほどの広さ。塀で囲まれているため、景色は楽しめない。洗い場は左右合わせて10ヶ所。ボディソープ、リンスインシャンプー、固形石鹸あり。脱衣場は、鍵なしのスチールロッカーのほかに、脱衣棚と脱衣籠がある。洗面台には無料のドライヤーが1台ある。 泉質:源泉名は天神の湯。泉質はナトリウム-塩化物強塩温泉、源泉温度42.5℃、湧出量は310L/分(動力)。主な成分(イオン濃度:mg/kg、平成15年6月17日分析)は、Li 2、Na 10220、K 605、Mg 192、Ca 274、Sr 4、Ba 2、Al 2、Fe(II) 5、F 1、Cl 17240、Br 126、I 67、HCO3 1436、メタ珪酸 52.7、メタ硼酸 18.5、遊離CO2 270.3 などで、ガス性除く成分総計は30251.2mg/kgと濃厚である。実際の湯は黄褐色・混濁、強い塩味に鉄味があり、独特な臭気(分析表では植物性臭気と表現)がある。湯口から注がれる源泉は無色透明であるが、鉄分が酸化されて、浴槽のお湯は混濁している。 内湯・露天ともに、源泉100%であり、掛け流されている。浴槽の大きさに比して、注湯量が多く、湯の鮮度は高い。湯口付近では泡付きもある。露天風呂は温度が低めに設定されており、ゆっくり入浴することができる。 コメント:以前同様の休憩用広間があり休憩できる。当初は食堂は営業していなかったが、その後営業が開始された。廊下には冷水とお茶のサーバーが置いてある。「ヘルス天神」の売りであった運動機器も廊下に一部だけ置かれている。ビール、清涼飲料、牛乳の自販機がある。 良質な濃厚な食塩泉が掛け流しで使用されていて、湯の鮮度は高く、満足度は高い。汗が引いた後は意外にもさっぱり感がある。冬の温まりは最高であるが、夏でも気持ち良く浸かることができる。設備的には十分ではないが、入浴に限れば自信を持ってお勧めできる。新潟の名湯復活に拍手を贈りたい。 *これまでの駐車場が使用できなくなり、施設の裏の駐車場を利用することになりましたので、ご注意ください。 *県道から温泉までのエントランスが片側交互通行の大変狭い通路となりましたので、ご注意ください。(→ブログ) *2013年9月30日より平日の営業は17時〜21時となっていますので、ご注意ください。(→ブログ) *2013年11月2日より、土日も含めて、営業時間は12時〜21時と変更になりました。 *2013年12月25日よりメンテナンスのため休館 → そのまま閉館 *平成25年6月14日付けの新しい温泉分析書が掲示されています。源泉名は天神の湯。泉質はナトリウム-塩化物強塩泉(j弱アルカリ性高張性高温泉)。泉温46.0℃、湧出量320L/分(掘削自噴)、PH 7.5。主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li 0.4、Na 10580、K 439.0、NH4 362.0、Mg 262.3、Ca 532.7、Sr 5.4、Ba 2.0、Mn 0.3、Fe(II) 4.1、Cl 17650、Br 117.5、I 77.8、NO3 0.6、S2O3 0.1、SO4 17.9、HPO4 0.1、HCO3 1120、メタケイ酸 110.3、メタホウ酸 34.9、遊離CO2 47.2 など、ガス性除く成分総計は31320mg/kgです。 (No.468 2011/7/16、2011/12/4改訂、2012/1/14、2013/4/14、2013/6/24、2013/10/6、2013/11/4追記) |
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