場所:国道8号線の早川橋から早川沿いに13kmほど山に登っていく。なだらかな登り坂であり、カーブの少ない1本道である。道路は良く整備されており、山々の景色を見ながらのドライブは快適。やがて川の向こうに赤い屋根の建物が見え、巨大なネオン付きの大看板が場違いなほどに目立つ。隣にスキー場もある。 料金:入浴のみは、大人500円、小人300円、幼児200円、タオルなし。休憩料込みだと、大人1300円、小人700円。13回で4000円というお得な回数券もある。毎月26日はふろの日で、入浴が100円、13日は半額になるので大変お得である。(注:これまで26日は入浴無料でしたが、2004年より100円になりました。それでもお得ですよね。) 浴室:浴室は広く、大きな岩を配した大小2つの浴槽がある。湯は豊富に注がれ、掛け流しされている。窓からは庭園が見え、さらに山々を臨むことができる。洗い場には、固形石鹸、ボディソープ、シャンプー類あり、垢擦りも置いてある。シャワーの湯温を湯と水の2つの栓をマニュアルに調整するのは今時珍しい。(その後改善されたとのこと。) このほかに、庭園の池の裏の岩陰に小さめな露天風呂がある。ここに行くには少し歩かなければならないが、女風呂がうっすらと見え、また、女風呂の露天風呂への通路の目張りがよしずなので、すきまから女性の姿が見えるのは嬉しい演出。ただ、逆に女風呂からもよく見えるとのことであった。山々の景観は雄大であり、噴煙上がる焼山も眺望できる。(注:2003年夏に露天風呂が改修されて岩風呂がなくなり屋根つきの檜風呂になったので、露天風呂の雰囲気は大きく変わってしまった。また、読者からの情報によると小浴槽は掛け流しだが、大浴槽と露天風呂は加熱循環だそうである。) 泉質:源泉名は焼山温泉。泉質は含硫黄-ナトリウム-炭酸水素・塩化物塩泉。源泉温度56.7℃。湧出量55L/分、自然湧出。以前は成分合計は924.5mg/kgの単純温泉であったが、1000mg/kgの基準を超え、泉質名が変わった。白い湯花が大量に沈殿・浮遊し、飲むと若干硫黄味がする。肌はツルツルになる。以前は湯の注ぎ口には飲泉用のカップが用意されていたが、現在どうなのかは定かでない。 コメント:建物は古く、館内設備は旧態然とし、決してきれいではない。しかし、温泉に限って考えれば、すばらしい泉質で、景色もよく、お勧めの温泉である。入浴目的に訪れても損はないはずである。日帰り客専用の休憩所があるが休憩は別料金である。廊下には有名人の色紙が飾られ、ロビーには何とパンダの剥製がある。一度ご覧あれ。 (No.184 2000/8/26、2004/1/24改訂、2013/7/5URL・泉質訂正) |
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