場所:六日町温泉は駅を挟んで西側の山手の方と東側の魚野川沿いの2ヶ所に分かれるが、ここは西側(西山地区)である。国道17号線の六日町の中心部、NTTのある交差点から西側に入り、上越線の踏切を渡り、六日町高校の先に、ホテル木の芽坂の案内板があるので、それに従って左折、しばらく進むとここがある。前記の龍気の姉妹館で、こちらは湯治と日帰り入浴のための施設となっている。そのため、ひなびた雰囲気が漂う。 料金:入浴は大人650円、小人310円、タオルなし。下駄箱に靴を入れ、右手の受付で料金を払う。 浴室:脱衣場には鍵の付いたロッカーがある。浴室に入ると、もうもうと湯気が立ちこめ硫黄臭がして、いかにも温泉という雰囲気を醸し出している。中には長方形の浴槽が大小2つある。小さい方は薬草風呂のはずだったが、普通のお湯だった。洗い場にはボディソープ、シャンプー類完備。硫黄分のため蛇口は黒く変色している。漢方サウナ(スチームサウナ)があって、これはなかなか気持ちよかった。窓は高いところにあり、曇りガラスで、景色は全く見えない。 泉質:源泉名は、六日町八海井。泉質はナトリウム-塩化物泉、源泉温度52.7℃。淡黄色透明(成分表には強白濁とあったが濁っていなかった)、硫黄臭がして、飲むと軽い塩味・硫黄味がする。主な成分は、Naイオン490mg/kg、Caイオン81mg/kg、塩素イオン847mg/kg、硫酸イオン50.3mg/kg、炭酸水素イオン47.5mg/kg、メタ珪酸41.9mg/kg、メタ硼酸35.3mg/kgなどガス性除く成分総計は1538.6mg/kg。きつすぎず、肌に優しい柔らかい湯である。何と言っても硫黄臭がいい。六日町温泉と言っても多数の源泉があり、泉質も異なる。単純泉の所が多いようだが、ここはいかにも温泉といういいお湯である。 コメント:館内には休憩用の広間があって休息可能。床暖房されていて心地よい。食事はセルフサービス。売店は形だけ。豪華さはなく、設備的にも優れたものはないが、泉質は優れているので、入浴のみなら本館よりここの方がお勧めである。 (No.200 2001/3/17) |
|
|
|