場所:ランプの宿として秘湯ファンに人気の駒の湯温泉には、宿泊施設である駒の湯山荘のほか、かつては日帰り専用の駒の湯休憩舎があったが、2011年7月末の新潟福島豪雨で破壊され、利用できなくなっていた。浴槽そのものは残存し、日帰り用の露天風呂整備され、2013年10月1日にオープンした。 料金:500円、タオルなし。駒の湯山荘のフロントで料金を支払う。 浴室:石造りの浴槽は駒の湯休憩舎の浴槽そのものである。浴槽の中央から源泉が吹き上がり、豪快に掛け流しになっている。隣に木の蓋が掛けられた小浴槽があり、加熱されて温度が高めになっている。洗い場が1ヶ所のみあり、ボディソープとリンスインシャンプーが置いてある。脱衣場には脱衣棚と脱衣籠、赤いベンチがある。脱衣場には屋根があるが壁はなく、よしずで覆われているだけなので、外から透けて見える。女湯は左手にあり、ここはちゃんと壁が作られている。女湯から男湯に出れるドアがあり、勇気ある女性は混浴も可能である。 泉質:露天風呂には温泉の分析表・効能書きの掲示はなかったが、駒の湯温泉であるので、アルカリ性単純温泉であろう。湯量は従来と変わらず豊富であり、これ以上ないくらいに掛け流されている。湯温は低く、30℃を少し超える位かと思われる。非加熱のぬる湯と熱め小浴槽を交互に入ると良い。ぬる湯にゆったりと浸かっていると、高ぶった神経が落ち着いてくるのが実感される。 コメント:駒の湯休憩舎が露天風呂として復活したのはすばらしい。露天風呂のみで、休憩設備はないが、浴槽中央から吹き上がる噴泉塔、ドバドバと湯量豊富な掛け流しの豪快さ何とも贅沢であり、この上ない喜びを感じる。ぬる湯好きの人、心の疲れた人には特にお勧めの温泉である。 (No.495 2013/11/2) |
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