えちご川口 和楽美の湯(旧施設) (長岡市・旧川口町) B  (泉質A、浴室A、設備B、眺めA)  旧施設:震災に罹災→新施設

長岡市川口中山 TEL:0258-89-4511 営業時間:10:00-21:00 定休日:第1、第3火曜日、12月31日、1月1日
泉質:ナトリウム-塩化物強塩温泉、55.4℃、循環
タオル:なし サウナ:あり 露天:なし 石鹸:あり シャンプー:あり 休憩所:あり 食堂:あり

場所:川口町の河岸段丘の高台にあるキャンプ場や運動施設などが整備された「蒼丘の杜公園」という総合施設(旧キャンパス川口)の中にある。国道17号線から案内板に従って河岸段丘を登っていった岡の上にある。1997年夏に「キャンパス川口温泉」として開業したが、2003年4月に「和楽美(わらび)の湯」と名称変更した。隣りに宿泊施設があり、以前は「サンローラ川口」という名称だったが、ここも「ホテル蒼丘」と改称された。また、和室休憩室、レストラン、売店、トレーニングルームを備えた新しい建物(本館)が増築され、7月19日にオープンし、設備の充実がはかられた。これにより玄関も変更された。ロビーの大きなガラス窓から見渡す景色はすばらしく、一見の価値がある。

料金:大人600円、小人300円、タオルなし(別売り210円)。夜7時以降は大人500円、小人250円になる。12枚6000円の回数券あり。下足箱に靴を入れ、鍵を渡して受付するとリストバンドを渡される。

浴室:渡り廊下を歩いた先にこれまで通りの浴室棟があり、階段を上って2階の浴室に向かう。脱衣場には鍵付きロッカーがあるが、リストバンドとは無関係である。浴室には大浴槽の他、ローリングバス、リラックスバス、露天風呂風の浴槽、サウナ等がある。ヘルツバス(低周波電気風呂)というのがあり、入浴しながら電気刺激を受けるという変わったものがある。ただし刺激は強烈なので、心臓の弱い人には勧められない。浴室からの眺めは良くすがすがしい。

泉質:源泉名は和楽美の湯(名称変更)。泉質はナトリウム-塩化物強塩温泉、源泉温度55.4℃。茶褐色で強い塩味、独特の臭気あり。肌はつるつるする。主な成分(イオン濃度mg/kg)は、Li 0.8, Na 6691, K 49.5, NH4 1.0, Mg 75.2, Ca 188.9, Sr 10.1, Ba 7.4, Al 0.2, Mn 0.2, Fe(II) 7.9, F 0.5, Cl 10670, Br 64.6, I 25.7, HS 0.05, SO4 0.3, HPO4 0.08, HCO3 385.6, メタホウ酸192.7, メタケイ酸33.9, 遊離CO2 21.0 など成分総計は18430mg/kg。成分の豊富さ、濃度とも県内屈指である。浴槽は循環式と思われるがオーバーフローもある。リラックスバスは源泉ではない。

コメント:今回の名称変更、増築で、設備の充実が図られ、休憩設備が拡充され利用しやすい施設となったことはありがたい。ただし、浴室そのものは以前のままであるのが残念。また、タオルなし600円は割高感を感じる。泉質は良く、アトピーに効くとの評判も高く、ますます賑わうことだろう。

(No.32 1997、2003/7/13、8/20改訂)

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