第14回新潟クラシックストリート 新潟木管五重奏団Plus + ギター
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2024年5月5日(日)16:00 新潟市民芸術文化会館 コンサートホール・ホワイエ
新潟木管五重奏団
 フルート:浅利守宏、オーボエ:田中理恵、ファゴット:山下順子
 クラリネット:秋津洋子、ホルン:大坂信之
ギター:秋津忠彦
 
ロッシーニ:6つのカルテット より 第1番
荒川 洋:メセナの丘にて
葉加瀬太郎(秋津洋子編):情熱大陸

 
 

 コンサートホールを出ますと、ホワイエでは新潟木管五重奏団のリハーサルが行われており、リハーサルにも関わらず、熱い演奏に客席は沸いており、ブラボーの声も上がるほどで、浅利さんが、まだリハーサルですからと何度も制止しておられました。

 リハーサルが終わり、客席は満席となり、ホワイエは客で溢れて、3階のバルコニーにもたくさんの人が上がっておられました。

 開演時間となり、オーボエを除く4人が登場しました。左からフルート、ホルン、ファゴット、クラリネットという並びです。リーダーであるフルートの浅利さんの挨拶があり、ロッシーニの「6つのカルテット」から第1番で開演しました。
 弦楽四重奏曲を木管四重奏に編曲したものだそうです。新潟のフルート界のトップを走る浅利さんが率いるアンサンブルですので、悪いはずはなく、柔らかでふくよかな木管四重奏がホワイエに響き渡り、うっとりと聴き入りました。

 続いては、オーボエが加わって木管五重奏となり、荒川洋の「メセナの丘にて」が素晴らしいアンサンブルで演奏されました。叙情的な中にも色彩感あふれる曲であり、残響豊かなホワイエで、天上から音が降り注ぐようでした。

 最後はギターが加わって「情熱大陸」が演奏されました。最初は浅利さんとギターの秋津さんが正面に立って演奏し、序奏が終わるとともに全員が立っての演奏となり、手拍子も交えて、興奮と感動の熱い演奏が繰り広げられました。
 日は西に傾き、夕日が奏者の顔を照らし、熱気は最高潮となりました。浅利さんのフルート・ソロもお見事で、燃えるような演奏とともに終演となりました。
 


(客席: 右側、1日フリーパス券:\2000)