第13回新潟クラシックストリート 庭野リコーダー with フレンズ
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2023年5月5日(金)14:00 新潟市音楽文化会館 練習室11
リコーダー/カホン:庭野宏樹
ヴァイオリン:井口 歩、チェロ:瀬高伸一郎、ピアノ:佐藤世子
 
テレマン:トリオソナタ 全4楽章
Fumiyaru Yoshimine:caravan
ヘンデル:トリオソナタ 第3楽章、第4楽章
平井夏美:瑠璃色の地球

 

 音楽文化会館3階から1階に降り、続いては練習室11での「庭野リコーダー with フレンズ」の公演です。しばし開場待ちをして、開場とともにスリッパに履き替えて入場し、中央前方に席を取りました。
 入場しますとまだリハーサル中で、通しの演奏をたっぷりと聴かせていただき、開演前から楽しませていただきました。定員70名の会場ですが、次第に席は埋まり、大盛況となりました。

 時間となり、庭野さんの挨拶と曲目紹介があり、テレマンのトリオソナタで開演しました。リコーダーは庭野さん、ヴァイオリンは井口さん、チェロは瀬高さん、ピアノは佐藤さんと、それぞれ様々な場面で演奏を聴かせていただいている面々です。バロック奏法による柔らかな、素朴さも感じさせる音楽が、時空を超えて、古き時代へと誘ってくれました。
 続いては、現代に立ち返り、Fumiharu Yoshimine(吉嶺史晴)の「caravan」です。リコーダーの曲のはずですが、庭野さんはリコーダーではなく、カホンを演奏しました。かっこいい洒落た曲で、ノリノリの音楽で楽しませてくれました。
 次は、ヘンデルのトリオソナタから第3・第4楽章です。素朴なリコーダーの調べが優しく響き、優雅なひと時を楽しみました。
 そして、最後は、庭野さんの編曲による「瑠璃色の地球」です。前半は、ヴァイオリン、チェロ、ピアノだけでしたが、後半にリコーダーが加わって、感動の中に演奏会は終演となりました。

 庭野さんの人柄がにじみ出るような、温かな音楽が会場を満たし、聴く者の心を和ませてくれるような演奏会で、穏やかな気分で会場を後にしました。


(客席: 正面前方、1日フリーパス:\2000)