9月というのに猛暑続き。今日も気温はうなぎのぼりです。ちょっと時間が空きましたので、古町に寄ってみました。
古町7番町では、8月27日から「フルマチ クラシックフェスタ in mall 7」という催しをやっていて、今日もコンサートを行っていましたので、覗いてみることにしました。
三吉で中華を食べ、7番町に行ってみましたら、専門学校のウインドオーケストラ科の学生さんによる演奏が続いていました。商店街のモールの中で、日陰で直射日光こそ当たりませんが、気温そのものが高く、汗を拭き吹き着席しました。
学生さんたちが楽器ごとに見事な演奏を聴かせてくれました。さすがに専門に学んでいるだけはありますね。商店街の雑音の中でも、楽器の音色は美しかったです。
続いては、講師陣による演奏でしたが、フルートの江口さん、クラリネットの伊奈さんなど、個別に活躍されている方のお顔もありました。パーカッションの本間さんの助演もあって、さすがの演奏でした。
マリンさんのMCで会場を盛り上げて、のりのりのエルクンパンチェロ、編曲の良さで聴かせてくれたジュピター。もっと聴きたいところでしたが、2曲のみで終わったのが残念でした。
そして13時から、私のお目当ての、小林浩子さんと桑野彩さんのステージです。緑のドレスの小林さん。紫のドレスの桑野さん。お二人ともいつも以上に美しくて驚きました。
特に小林さんはドレスもメイクもばっちりで、最初出てきて電子ピアノの調整をされているとき、別人かと思ってしまいました。いつもきれいなんですけれど、さらにきれいで見とれてしまいました。
桑野さんは8月7日の「American Dream in Concert 」で聴かせていただいており、小林さんも先日の「高橋希絵・品田広希ジョイント・コンサート」で聴いたばかりです。活発な活動をされているのは素晴らしいですね。
桑野さんは日本の歌曲を4曲、しっとりと美しい声で歌い、県知事賞の実力を知らしめてくれました。
その合間には小林さんのピアノソロがあり、「アシタカとサン」、「タイスの瞑想曲」を情感豊かに演奏し感動を誘いました。ピアノで弾く「タイスの瞑想曲」は先日のコンサートでも聴きましたが、ヴァイオリン以上に心にしみるように思います。もちろん小林さんの演奏あってのものですが。
そして圧巻はショパンのバラード第1番でした。暑さが厳しい商店街の路上で、電子ピアノでこの曲を演奏するのはどうかと思ったそうですが、桑野さんの一声で決まったそうです。
さすがに小林さんの十八番。電子ピアノであることを忘れさせるような、力強く、情熱あふれる演奏で、小林さんのすばらしさを再確認しました。お見事でした。
そして、最後はオペラのアリアが歌われました。グノーのファウストから「宝石の歌」が歌われましたが、行きかう人も立ち止まらせるような、声量豊かな素晴らしいソプラノに感嘆しました。
先日のコンサートでも、師匠の鈴木愛美さんにも引けを取らない歌声でしたが、やはりその実力は確かなものと実感しました。
小林さん、桑野さんは新潟中央高校音楽科の先輩・後輩だそうですが、いずれも新潟の若手音楽家の中でも突出した実力の持ち主だと思います。活発な活動もされており、今後のご活躍をお祈りするとともに、陰ながら応援させていただきたいと思います。
続いて会場ではステージチェンジが行われ、クラリネットの伊奈るり子先生と、お馴染みのユーフォルビアの3人のステージです。
伊奈さんは新潟のクラリネット界の重鎮であり、昨年11月のリサイタルを始め、何度も聴かせていただいております。
ユーフィルビアの皆さんの演奏は、昨年8月の燕市でのコンサートで聴かせていただいておりますし、2014年7月には、十日町まで聴きに行ったこともありました。
また、各メンバーの個別での演奏もしばしば聴かせていただいており、その演奏水準の高さ、エンターテイナーとしての技量の高さに感銘を受けています。
ユーフォルビアのメンバー3人が揃うのは大変とのことですが、今日も緑色のロゴ入りTシャツで決めて気合が入っていました。
期待通りの熱い演奏が始まったところで、次の予定があり退席させていただきましたが、楽しい演奏が続いたものと思います。
この14時からのステージの後、15時、16時と3ステージ予定されており、大変なことと思いますが、がんばっていただきたいと思います。
商店街でこのようなクラシックの催しをやっているのは素晴らしい試みだと思います。主催者に敬意を表したいと思います。
次は9月11日にも予定されています。私はほかの予定があり聴けませんが、是非とも多くの人に聴いていただきたいものです。
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