今日は新潟まつりの最終日。こんな日にもコンサートはあります。どこにしようかと思案しましたが、燕に遠征して、ユーフォルビアの皆さんと櫻井さんとの共演を聴きに行くことにしました。
ユーフォルビアは、フルートの市橋靖子さん、ピアノの川崎祥子さん、パーカッションの本間美恵子さんの3人によるユニットで、楽しいトークを交えながらの演奏が魅力です。私がユーフォルビアの演奏を聴くのは、2014年7月に十日町で開催されたマイタウンコンサート2014以来です。前回は十日町市、今日は燕市と、遠くでばかり聴いているのは私くらいでしょうか。
櫻井さんも前に聴いたことがあったように思いますが、いつだったか失念してしまいました。また、今日の会場である燕市文化会館は、2013年8月のマイタウンコンサート2013以来2回目になります。このときも市橋さん、本間さんが出演されていました。
新潟市内から新幹線沿いに南下。信号のほとんどない一本道を快適に進み、あっという間にホールに到着しました。開場時間前に着いてしまい、会館の中で待てないものかと行ってみましたが、開場まではダメだと玄関からも入れてもらえず、猛暑の外で汗をかきながら待っていました。
開場とともに入場。中は涼しく天国でした。大きなホールでしたが、ヴィジュアルも重視し、3列目中央に席をとりました。
開演時間となり、第1部はユーフォルビアの演奏です。市橋さんは黒の上下にお馴染みの緑色の靴。そして黒いフルート。川崎さんはブルーの衣裳で高いハイヒール。ピアノの椅子は高くしてあり、中腰状での演奏です。本間さんは上が緑、下が黒の衣裳です。
ピアノとフルートが奏でるメロディーに、パーカッションが絶妙の味付けをし、心地良いアンサンブルを聴かせてくれました。木を使った楽器での温もりのある音楽というコンセプトがよく出ていたと思います。
川崎さんの自作曲を含めて3曲演奏した後、川崎さんが客からのリクエストに応えて、ひまわりと海をテーマに、ピアノでの即興演奏を聴かせてくれました。
その後は本間さんのマリンバ演奏を楽しみ、川崎さんと2人でのチャルダッシュでの熱演に会場から大きな声援が贈られました。
そして再び3人で、川崎さんの自作曲と朝の連続テレビ小説のテーマを演奏して、盛り上がりの中に休憩時間に入りました。
後半はユーフォルビアの伴奏による櫻井さんの歌です。櫻井さんは燕市に在住され、地元の合唱団の指導もされているとのことですが、赤いドレスが艶やかで、ステージ映えしていました。ユーフォルビアの皆さんは黒地に緑でEuphorbiaと書かれた揃いのTシャツに着替えて登場しました。
最初は、マリンバとフルートの伴奏で、山田耕筰の歌曲がしっとりと歌われました。熟練の、落ち着きのある歌声が胸に染みました。
続いては川崎さんも加わってお馴染みのドレミの歌です。客も参加して楽しく歌われました。そして踊り明かそうっを明るく歌って盛り上がりました。
次は、地元の中学生と櫻井さんが指導している合唱団の有志が参加してビリーブが歌われました。中学校のイケメン音楽教師の指揮で、櫻井さんは合唱団といっしょになって歌いました。ほのぼのとした味わいのある歌だったと思います。
アンコールに星に願いをしっとりと歌って終演となりました。このアンコールは、櫻井さんの歌もさることながら、川崎さんの流れるようなピアノにうっとりしました。
新潟から遠征してきた物好きは私くらいと思いますが、派手さはありませんが、奏者と観客とが一体となった、心温まる、手づくり感のあるコンサートに大満足でした。
駐車場で車のテレビをつけてみましたら、中越高校がサヨナラ負けするところでした。残念でしたね。来年に期待しましょう。
帰りも新幹線沿いの農道を北上。あっという間に帰宅できました。
(客席:3-21、 ¥500) |