312 群馬交響楽団、大友直人
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2014年4月27日(日) 12:30  新潟市民芸術文化会館 コンサートホール
 
管弦楽:群馬交響楽団
指揮:大友直人
 

ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 op.95 「新世界より」
 
 
 次は群馬交響楽団による「新世界」です。日曜日の昼、そして「新世界」という演目もあってか、満員の大盛況となりました。3階のサイド席まで満員というのに、どの公演でも空いている関係者席と思しき席(それも特等席)が空いていて、もったいなく感じました。これは今後の改善が期待されます。

 演奏は東響時代の大友さんからは想像できないような燃えるような演奏でした。東響での演奏は、どこか抑制した演奏という印象が強かったのですが、群響の音楽監督となり、オケを自在にドライブしているように思いました。東響に比して荒っぽさはありますが、それが「新世界」の演奏と良く合っていたように思います。

 今日の席は、オケ全体を斜めから俯瞰するような場所であり、各奏者が良く見えて面白かったです。直接音優位ですが間接音と程よくブレンドし、音響的にも気に入りました。

 第2楽章のコールアングレのソロも良かったですし、第3、第4楽章の盛り上がりも良かったです。まあ、芸術性がどうのという曲じゃないですから、スカッと演奏してくれて楽しめました。
 
   

(客席:2階B1−17、パスポート券¥1250)