古澤 巌 ヴァイオリン 〜ロクサーヌ〜 | |
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2014年3月9日(日) 15:00 新潟市秋葉区文化会館 | |
ヴァイオリン:古澤 巌 ピアノ:阿部篤志 |
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History of the future ショーロ・インディゴ ロクサーヌ 涙の流れるままに いい日旅立ち As time goes by 黒い瞳 龍神伝説 (休憩15分) グーセフ カトレアと風 オブリビオン ひばり チャルダーシュ 瞑想曲 (アンコール) 愛の賛歌 海の上のピアニスト |
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昨夜は某温泉で宴会があり、朝風呂をたっぷりと堪能し、ボーットした頭で帰宅。一休みしてこのコンサートに臨みました。 私と古澤さんとの出会いは、随分昔に、ジャズ・ヴァイオリンの巨匠であるステファン・グラッペリと競演したCDに感動したのが始まりでした。以後、ときどき演奏を耳にすることはありましたが、生演奏を聴くのは今回が初めてであり、楽しみにしていたコンサートです。 秋葉区文化会館は遠いようでいて、バイパス経由で時間的には早く到着できます。このホールでコンサートを聴くのは昨年12月以来となります。昨年オープンしたばかりのピカピカのホールですが、内部の雰囲気、音響とも優れています。 満席のホールは、老若男女で賑わっていました。5分ほど遅れて開演。チラシの写真同様に、古澤さんは帽子をかぶり、ピアノの阿部さんも古澤さんに合わせて帽子をかぶっていました。 曲目は最近発売された「ロクサーヌ」というCDに収録された曲を中心として、多彩な内容でした。トークを挟みながら、オリジナル曲からお馴染みの曲まで、古澤さんの見事なヴァイオリンで楽しませていただきました。阿部さんのピアノも負けず劣らず良かったです。 日頃聴き飽きた曲でも、古澤さんの手にかかると新鮮な音楽に生まれ変わり、新しい魅力を発見することができました。何気ないメロディも、心に染みてきます。「ひばり」や「チャルダッシュ」では、唖然とするばかりの超絶技巧にノックアウトされました。 現在はクラシック以外の活動がメインの古澤さんですが、桐朋を首席で卒業し、日本音楽コンクール一位、東京都交響楽団のソロ・コンサートマスターも務めていたという実力者です。そんな技術的・芸術的バックグラウンドに支えられて、どんな難曲もさらりと演奏し、音楽に生命感を与え、感動を与えてくれるものと思います。 古澤さんも絶賛されていましたが、ホールの響きは良く、PAなしで、音量たっぷりに、音に包み込まれるような感じがありました。ちなみに、古澤さんの使っている弓は、チェロ用なんだそうです。これを使うと大きな音が出るそうです。 バラエティに富んだ曲目に楽しいトーク。全く飽きさせない2時間でした。たまには、肩の凝らないこういうコンサートも良いですね。 (客席:9−11、\3000) |