新潟アジア国際音楽祭
新潟の芸術 Noism & 鼓童
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2010年2月21日(日) 15:00  新潟市民芸術文化会館 劇場
 
 
 
第1部 nomandic (「ZONE〜陽炎 稲妻 水の月」より)

    演出・振付:金森 穣、出演:Noism1、空間:田根 剛、衣裳:三原康裕

(休憩15分)

対談  
    金森 穣(Noism芸術監督) X 山口幹文(鼓童)  (司会:石塚かおり)

第2部 鼓童

     千里馬  
     重ね唄  
     三宅  
     西馬音内〜花八丈
     山唄
     大太鼓
     屋台囃子

 
 
 

 中越大地震復興5周年を記念し、「震災フェニックス」 としてけ県内各地で様々なイベントが開催されていますが、その特別企画として「新潟アジア国際音楽祭」が開催されています。先月聴きに行った「にいがたニューイヤー・ガラコンサート」もこの一環でした。今日の公演は新潟を代表する芸術団体である「Noism」と「鼓童」を同時に楽しめるということで期待が高まり、チケットは早々に完売となりました。本当なら両者のコラボレーションがあれば最高なのですけれど、前半・後半でそれぞれが単独での公演でした。

 今週は相変わらず荒れ模様の日が多く、雪から逃れられませんでしたが、今日は朝から好天気で気分も爽やかです。しかし、不摂生で体調管理を怠り、昨日から風邪で寝込んだりして、どうなるかと思いましたが、早起きしないで10時過ぎまで寝ていたら体調も回復し、予定通り出かけることができました。
 ちょっと早めに行って、コンサートホールで開催された新潟県吹奏楽連盟創立50周年記念演奏会を聴いてから、この公演に臨みました。劇場に入るのは久しぶりになります。客席の1列目は取り除かれていましたので、私は前から5列目の見通しの良い場所でした。

 前半はNoismです。日頃舞踏やバレエに疎く、新潟にいながら、Noismを見るのは初めてです。全くの門外漢なので、良否は分かりませんが、モダンダンスの奥深さの一端を感じることはできました。もっと勉強して見識を広めねばと感じた次第です。

 休憩の後、BSNアナウンサーの石塚さんの司会で、金森さんと山口さんの対談がありました。分野は違えども、世界的な活躍をされておられ、言葉に重みが感じられました。司会者もうまく話を聞き出してくれて良かったです。

 そして第2部は鼓童の演奏です。これはもう言葉では言い表せない感動でした。太鼓、笛、唄など多彩な演目で息をつかせる間もなく鼓童の世界へ誘われました。締め込み姿での大太鼓の演奏は神々しくさえありました。心にダイレクトに響き渡る音。まさに魂が揺さぶられるようでした。乱れまくっている私の精神がリセットされるように感じました。

 Noismに鼓童。新潟にこのような芸術団体があるなんて誇るべきことと思います。一日で両者のエッセンスを体験できで、すばらしい催しだったと思います。今度はちゃんとした公演に行かねばと感じました。
 

(客席:6−25、4000円)