世界人権宣言50周年記念コンサート
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1998年12月1日  サントリーホール
 
司会:竹下景子
 
ララ:グラナダ
ポンセ:エストレリータ

        須川展也(サックス)/小柳美奈子(ピアノ)

ジョルダーニ:いとしい女よ
ロッシーニ:踊り
カプア:オー・ソレ・ミオ

        錦織 健(テノール)/松崎充代(ピアノ)

ドニゼッティ:ソナタ ハ短調
グルック:精霊の踊り

        山形由美(フルート)/東 誠三(ピアノ)
(休憩)

中国東北部民謡:江河水

        大倉正之助(鼓)/ジャン・ジェン・ホワ(二胡)

ベートーベン:ピアノソナタ嬰ハ短調「月光」

        仲道郁代(ピアノ)

ベルリーニ:歌劇ノルマより 清らかな女神よ
シューベルト:別れの曲
プッチーニ:歌劇ジャンニ・スキッキより 私のお父さん

        中丸三千繪(ソプラノ)/菊地真美(ピアノ)

サンサーンス:動物の謝肉祭

        外山雄三(指揮)/仲道郁代・仲道祐子(ピアノ)/日本フィルメンバーによるアンサンブル

(アンコール)
ヘンデル:オンブラ・マイ・フ(外山雄三・編曲)  (出演者全員参加)
        
 
 
 
 東京出張の夜、コンサートはないかと「ぴあ」を調べていると上記のコンサートがあるというので内容を知らぬまま行ってみました。
 ホテルに荷物を置き、地下鉄に飛び乗り、溜池山王駅から走り、開演2分前にたどり着きました。切符売り場前に青年が切符はいらないかというので値切って安く買いました。

 席に着くとともに開演。内容はみての通りで、ガラコンサートという様相です。いずれも強者揃いで、しっかり楽しませてもらいました。
 ムードたっぷりの須川さんのサックスに酔いしれ、錦織健さんの歌声で会場は盛り上がります。「鼓」など日頃聴くことのない音楽に接することができ、大変な収穫でした。鼓の音もさることながら、大倉さんの美声に感動しました。邦楽も捨てた物でないと実感。
 中丸さんはやはりすばらしいし、仲道姉妹の初共演にも出会えました。圧巻はアンコール。外山雄三さんがこの日のためだけに編曲したもので、一夜で消えてしまうのはもったいないような名演でした。
 全員参加でしたが、大倉さんの鼓が光っていました。その日そのとき会場にいた人しか聴けなかった名演。いい拾い物をしたなあと感慨はひとしおでした。

 このコンサートの主旨を知らぬまま参加しましたが、イーデス・ハンソンさんが支部長を務めるアムネスティ・インターナショナル日本支部主催のチャリティ・コンサートなのでした。そんなためかクラシックとは縁のないような人もたくさんおられたようです。前の客席でパンフレットをうちわ代わりにバタバタ扇いでいたご婦人がいて、少々気にさわりました。

 主だったホールに行けば何かをやっている東京はすばらしいなあと田舎者は感心しています。行き当たりばったりでも、これまでもゲルギエフ、ベルティーニ(注1)とか拾い物も多く、運もいいのかなと自分ながら感心しています。


(注1)1994年暮れ、東京に出張してたおり、新宿文化センターでベルティーニ指揮ケルン放送交響楽団で、ベルリオーズ・幻想交響曲とチャイコフスキー・交響曲第5番というヘビーなプログラムをベストの席で3000円ちょっとで聴くことができました。当日券はないとのことでしたが、キャンセルの券を購入できました。区主催の公演で、招待客用の席だったらしく、やたらいい場所でした。