前回、ざっくりした工場の地図である「BFD(ブロックフロー図)」を学びましたね。BFDは「茹でる」「混ぜる」といった作業を四角でつないだだけでした。
今回のPFD(プロセスフロー図)は、それを一歩進めて、「実際にどんな形の機械(ポンプや大きなタンクなど)を使い、どんな条件で運転するか」までを書き入れた、より本物に近い設計図です!
文化祭のタピオカ店でいえば、「茹でる」という四角の代わりに、「容量5リットルのガス式鍋(T-101)」や「お湯を循環させる特製ポンプ(P-101)」といった、具体的な機材のイラスト(シンボル)を使って描くイメージです。
PFDでは、ただの四角ではなく、なんとなく形が想像できるマーク(シンボル)を使います。
※上図のように、タンクやポンプ、反応器のシンボルを使い、線の途中に1や2という「ストリーム番号(目印)」をつけます。
PFDの一番の特徴は、図面の下のほうに「マテリアルバランステーブル(物質収支表)」というデータ表がついていることです。さっきの図の1や2の場所を流れるものの「温度」や「量」がひとめで分かるようになっています。
| ストリーム番号 | 1 | 2 |
|---|---|---|
| 流れているもの | 冷たいドロドロの原料 | 温まった原料 |
| 流量(1時間に進む量) | 50 kg/h | 50 kg/h |
| 温度 | 25 ℃ | 80 ℃ (熱くなった!) |
もし課題研究などでPFDを描くときは、次のポイントを意識すると一気にプロっぽくなります。
P-101、Tank(タンク)なら T-101 と名前をつけてあげます。PFDが完成すると、「よし、じゃあこの温度に耐えられる本物の配管を買おう!」という具体的な工事の準備(P&IDの作成)に進むことができます。