プロセス設計の基礎

BFD(ブロックフロー図)とは?
簡単な書き方と役割

1. BFD(ブロックフロー図)ってなに?

たとえば、あなたが学校の文化祭で「タピオカミルクティー屋さん」をやることになったとします。材料買ってきて、お湯を沸かしてタピオカを茹で、ミルクティーと混ぜて、カップに注いで完成させますね。

この一連の作業の「大まかな流れ」を、四角い箱(ブロック)矢印(ライン)だけで超シンプルにまとめた設計図のことを、専門用語でBFD(ブロックフロー図)と言います!

💡 ひとことで言うと?

工場やプラントを作る前に、一番最初に描く「プロセスの基本地図」です。

2. BFDの図解(イメージを見てみよう)

難しい記号は一切使いません。左から右へ(スマホでは上から下へ)、材料がどう変化していくかを並べるだけです。

タピオカ・水
① 茹でる工程
茹でたタピオカ
② 混ぜる工程
商品
③ パッキング

※上の図のように、何をする場所(工程)かを四角で囲み、モノの流れを矢印で繋ぎます。

3. なんで最初にBFDを描くのか?

工場の設計図には、ネジの大きさや、配管の太さ、細かいバルブ(弁)の位置など、めちゃくちゃ細かい情報がたくさん必要になります。しかし、最初からそれを描こうとするとパニックになってしまいます。

そのため、まずはBFDを使って以下のような「全体像」をみんなで話し合います。

これさえあれば、工場の専門家ではない人にも「こんな工場を作ります!」と一瞬で説明することができます。

4. BFDの書き方・3つのルール

皆さんでも、実験レポートや課題研究で簡単に描くことができます。ルールはたったの3つです。

  1. 左から右へ流す:
    ノートや画面の「左側」に最初の原料を書き、「右側」に進むにつれて完成品に近づくように描きます。
  2. 四角の中には「やる操作」を書く:
    四角形(ブロック)の中には、機械の名前ではなく「反応させる」「混ぜる」「温める」「分ける」といった、そこで何をするかを書きます。
  3. 矢印に「物質の名前」や「量」を書く:
    矢印の線の上や近くに、そこを流れているものが何なのか(水、ガス、薬品など)や、どれくらいの量なのかを書きます。

5. まとめ

BFDは、複雑な工場の仕組みを「四角と矢印」だけで誰にでもわかるようにした最初の地図!

これをもとにして、エンジニアはより詳しい「PFD」や「P&ID」という図面へとレベルアップさせていきます。