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地球
Earth。古代チュートン語。これに相当するギリシャ語はGaiaで、 ラテン綴りだとGaea。ラテン語はTerra。地理学(geography大地+記述の意)、 地質学(geology−大地+学問の意)、幾何学(geometry−大地+測定術の意) などは、Gaiaがベースとなって生まれた言葉である。
話がややそれるが、SF 作品の中で、地球出身の人類はEarthingとか Earthlman, Tellurian, Terrestrial, 対して他星の生物はExtra-Terrestrial(ETのこった) という。また、ローマ人は地球を Tellus Master(母なる大地)ともいった。 テルル(tellurium)と呼ばれる元素があるが、この由来はTerraである。

太陽
Sun。古代チュートン語。ギリシャ人にはHelios, ローマ人にはSolでありました。Helium(初めて太陽から発見された元素) やひまわり属の別名ヘリオトロープ(heliotrope−太陽+回転の意) にヘリオスは使われ、Solの方はSolarとかで残ってますね。
  核融合により光っている恒星さん。水素やヘリウムで出来ている。光は  もとより、太陽風やニュートリノと呼ばれる未解明の電波(粒子?)を ペッペと吐き出しております。



Moon。古代チュートン語。ラテン語で月をさす言葉はSelene。 元素のセレン(Selenium)や月理学(selenography)なんかで使われてます。 ラテン語はLuna。こちらは三日月(lunar crescent)、 発狂した(lunatic)などです。 地球の潮汐力によって月そのものが自転しなくなっちゃった衛星。 いつもこっちを向いています。




水星
Mercury。かつては金星と同じく二つの星と思われていて、夕はヘルメス、 明け方はアポロと呼ばれていたもののすぐにボツ。ローマ人はメルクリウス (Mercurius)とよび(足に翼をもつ神々の使者、ヘルメスにあたる)、 それがやがてマーキュリーになった。しわしわのお星様。

金星
Venus。ギリシャ人は明けの明星と宵の明星を別の星と思っていたので 2つの名前があるにょ。明けの方はポスポロス(光をもたらすものの意)、 宵の方はヘスペロス(夕方、又は西の意)。 ラテン名になるとそれぞれルシフェル、ウエスペルとなります。 ちなみに元素の燐(phosphorus)はポスポロスのラテン語化。 ピタゴラスが、明けの明星と宵の明星は一つの星であることを発見、 これにより2つの名前はきえてしまったのね。 バビロニア人は星々に神の名をつける習慣があり、 (ちなみに金星は彼等の美と愛の女神、イシュタルと名付けられていた)、 ピタゴラスもこの方式を拝借。彼がいたギリシャの美と愛の女神、 アフロディテ(Aphrodite)とした。ローマではヴィーナス。 星に神話上の神の名を付ける習慣はギリシャ人がバビロニア人から 借用したものではないか、と故アイザック・アシモフ氏は言っています。

火星
Mars。赤い色をしてるため血の色、戦闘の色とされ、 戦いの神に因んでバビロニア人はネルガル、ギリシャ人はアレス、 古代ローマ人はマルスとよんだ。
衛星はフォボス(敗走)とディモス(恐慌)でアレスの二人の息子の名。 赤い砂漠の星。人類の移住がまじめに研究されているが、 どうせドーム状の閉じ込められた空間でしか暮らせんだろうし、 風光明媚なとこもないし(せいぜいマリネリス峡谷とオリンポス山、 ドライアイスの極冠ぐらいだし)、わたしはあまり住みたいとは思わない。 大気圧0.01以下(Clerke Kentさん、ご指摘感謝いたします(^^))。 大きさは地球の半分くらいです。

木星
Jupiter。バビロニア人はマルドゥク、ギリシャ人はゼウスと命名。 Jupiter はローマ名。木星の衛星たちはJovian satellitesとも言い、 ゼウスの愛人たちの名が冠されている。
内側よりイオ、ユーロパ(ヨーロッパの名の由来)、ガニメデ(男だ!)、 カリスト、アマルテア(これはゼウスの乳母)、 ここから非公式名だそうですがヘスティア、ヘラ、 デメテル(ローマ名ではヴェスタ、ジュノー、セレスでどれも他の小惑星の名)、 ポセイドン、ハーデス(ゼウスの二人の兄弟)、パン(ゼウスの孫)、 アドラステラ(もう一人の乳母)、メチス等。
質量が足りず太陽になりそこなった惑星。でっかいガスのお星さま。

土星
Saturn。ローマ人が呼んでいたサトゥルヌス(Saturnus)が転じたもの。 ガス惑星で中心は岩石と氷、その外側は液体状の金属水素とヘリウム。 太陽系で一番たくさん衛星をもつ。順番はばらばらだけど、ヤヌス、 エピメテウス(この2つの衛星は、お互いの公転軌道を交換しあうという 珍しい衛星である)、ミマス、エンケラドゥス、テテュス、 同一軌道のテレストとカリプソ、ディオネ、同じく同一軌道のヘレネ、レア、 ティタン(titan タイタンとも。土星最大の衛星)、ヒュペリオン、 イアペトゥス、フェーベ、パンドラ、プロメテウス、などです。

小惑星
Asteroids。いっぱいあるの。セレス(シチリア島の女神)、 ジュノーとヴェスタ(セレスの二人の姉妹)、パラス(アテナの別名、 元素パラジウムの語源)、ヘーベ(神々の酌取り)、神々の使者イリス、 ミューズたち(文学、芸術、詩歌などを司る9人姉妹の女神)、 グレースたち(美を司る3人の女神)、ホーラーたち (季節と秩序を司る3人の女神)ほか。

天王星
Uranus。天の神であり、サターンの父の名。衛星数15、ミランダ、 アリエル、ウンブリエル、ティタニア、オベロン、オフィーリア、 コーデリア等。自転軸が公転面に対して98度も傾いているし、 おまけに磁軸が中心を通っていない変わり者。メタン、水素、 ヘリウムなんかで出来ているガス惑星。

海王星
Neputune。海の神より。元素ネプツニウムの語源でもある。 太陽系惑星の中で、最も外側にあるガス惑星。 青色に見えるのは海王星の大気に含まれるメタンが赤色光を よく吸収するためです。衛星数は8。衛星トリトン君は大気をもってます。 しかし早まるなかれ、地表の大気圧は地球の10万分の1。 衛星の中で大気があるのはトリトンと土星のティタンだけである。

冥王星
Pluto。 地下世界の神の名。衛星数1。 冥王星はその外側にあるカイパーベルト(小惑星帯。 彗星の巣ではないかといわれている)内の小惑星が太陽の重力に捕えられて 出来たらしい。
衛星カロンも同様かな?なんせ遠いお星様なので 望遠鏡とか人工衛星の観測でしか情報が得られない。 1979年から1999年までは海王星の公転軌道の内側にあります。

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