googleアクセスアップ研究(18)

仮想独自ドメインに移行
 前に、inktomi系は独自ドメインしか相手にしないので個人では手が出ないと書いたが、独自ドメインが安価に入手可能になった。現在のbiglobeでもmepageサービスが始まって、既成のドメインだが月210円で、独自ドメイン風にページを設定することができる。いわゆるエイリアス的な独自ドメインだが、実はこの方面では旧hopes、それを吸収したinfoseekが行っている。現在Yahoo配下でwww.geocities.jpも旧geocitiesを吸収して実施している。どちらも広告が入る無料ホームページなのとgeocitiesは商用利用は原則禁止されている。
 6月1日のYahooの検索エンジンのgoogleから独自(inktomi)への変更は痛手で、日々200程度あったアクセスが半分以下に激減した。北海道自転車旅行もYahooからの訪問は激減した。プライベートドメインではなかなか上位表示もされない。そこで、biglobeのmepageサービスを利用して、時事問題、Mint言いたい放題をspeech.comet.mepage.jpに移行した。
 当初のYSTは性能が悪く独自インデックス蓄積が弱く全体で350ページもある時事問題の20ページ程しかインデックスされなかった。しかし、幸運なことにYahooディレクトリーに一発で登録され、少ないながらも言いたい放題のトップページにはyahooからの訪問が移行にも関わらず保つことができた。
独自ドメインでYST、MSNに参戦。その威力は絶大
 11月に入って状況は一変し、Googleがインデックスページ80億ページ、MSNが独自検索エンジンのベーター版公開といよいよ三大検索エンジンの戦いが始まった。
と、11月15日を境にYahooのYSTとMSNからの訪問が急増しだした。YSTは連日200件を越え、MSNの通常ヒトケタの訪問が50件程度に激増した。しかもMSNは新ペータ版では無くて旧検索エンジンからの訪問だ。
 他の検索エンジンには大きな変化は無い。この三大検索エンジンの戦いはアクセスのログを見る限り11月15日(日本時間)に火蓋を切ったと言えるだろう。6月1日以降、アクセス数がトップだったGoogleが直近1ヶ月のアクセス記録でYSTに抜かれるのも時間の問題だ。現在、一日700件近いビジット数があるが、YSTはGoogleに日々100件以上の差を積み重ねている。単純計算ではこのホームページのアクセスログでは12月上旬に再度YSTがアクセス数のトップに入れ替わるだろう。これは、YSTのインデックスが急速に増えて、北海道市町村情報や北海道の自転車紀行を含む1000ページを持つここのホームページに非常に有利に働いているからだ。また、Yahooディレクトリー掲載のおかげもある。
 原因が特定出来ていないのがMSNからのアクセスの急増だ。Yahooのインデックスの増加はinktomiと連動しているので、この恩恵がMSNにも波及したのかもしれない。とすると、MSNが2005年春にも供用を開始する新検索エンジンはスタート時点でつまずくかもしれない。やはりinktomiで良かったのだって判断が入るかも知れない。
 どちらにしても、独自ドメイン系の「時事問題、言いたい放題」は長い歴史のある(笑)、自転車旅行に比べて1.5倍のアクセスを稼ぎ出してる。特にSEOを行わなくてもプライペード・ドメインと独自ドメインでは50%以上独自ドメインが有利なことが確認された。
いわゆる弱小検索エンジンの現状
 先に三大検索エンジンとしてYST、Google、MSNを上げたが、現在までMSNはアクセス誘導の面からは弱小から若干頭を出した程度である。
1ヶ月のアクセス数を直近で見るとGoogleが4000件、YSTが3500件、MSNが1000件程度でシエアを分け、他のBIGLOBE(Google)、goo(Google)、infoseek(Google&独自)のGoogle系は300件程度である。同じGoogle系でもexciteは利用者が少ない。Fresheyeも第2グループのかなり後方にある。
 その第2グループから抜け出したのはMSNだ。一つには独自ドメインへのアクセス解析を行っていなかったのでMSNと言うかinktomi系は捨てていたのだが、逆に独自ドメイン有利がinktomiから離れてきた結果かもしれない。。単純な表現をするなら、ページを代表するドメインにばかり固執しても良い検索エンジンにはなれないって当たり前のことがinktomiにも解ってきたってことだろうか。
 現状、YSTが本気を出せばGoogleを越える(日本では)ってことかもしれない。YSTに抜かれたgoogleをMSNが抜くのも時間の問題かもしれない。2005年の春先には検索エンジンの勢力図は大きく変わるかも知れない。
参考にblogも初めてみた
 blogが上位表示に貢献するって言われているが、ま、文字だけのblogはグラフィックを多用したホームページよりも検索エンジンから見たら内容が濃く見えるのだろう。
検索エンジン上位表示SEO研究で実験を行っているが、仮想的独自ドメインであるってことと、文字中心であるってことで、こんなものかなと思う。ただ、正確なアクセス解析が取れないのでSEOの手段としてblogを考える可否は解らない。ただ、RSSと絡んでblogの利用勝手は別なところに展開していくかもしれない。
 SEOについては、YSTかGoogleか、はたまた両方の上位表示を狙うか決断が必要になる。何故なら、検索結果に表示されるタイトルの長さがYSTではGoogleの2倍程度ある。いかにクリックしてもらうかを考えるときにキャッチコピーの長さが長い方が訴えるって面を考えると、googleはYSTなみにタイトル表示を伸ばさないとSEO対策はYST一本に絞られるかも知れない。
下記も、細々と活動しています(苦笑)。
2004.11.26 Mint
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