googleアクセスアップ研究(17)

日本語検索では1ワードが圧倒的に多い
 インタネを見ていたら英語圏での検索エンジンと日本語圏の違いに振れているページに出会った。英語圏では絞り込むワードを沢山指定し、少しづつ減らして狙った情報に辿り着く用法が多いが、日本語圏では1ワードを入れて追加しながら情報を絞り込む用法が多いとか。
 確かにアクセス記録を見ると1ワードでの検索が圧倒的に多い。熟語的な用法を含めて90%程が1ワード検索になっている。絞り込みってのはあまり使われてないようだ。
 様々な考察があるだろうが、僕は日本語圏のインタネ利用者の平均年齢がかなり低いのだと思う。用語に対する経験が浅く、的確に絞り込む技術が不足しているのだろう。また、固有名刺での検索も上位を占める。これも情報を検索する意味合いよりも関連情報を見るって意味合いが強いのだろう。つまり、他人が知ってる情報を知っておこうって意識が高いのだ。
 その意味で今月はテレビ放映された「さとうきび畑の唄」のキーワードでも検索が多い。ロングランの「ロッキード事件」がトップだが選挙を控えて「国債発行残高」も上位に上がってきた。
 つまり、熟語って考え方が検索に重要で「ロッキード事件」は「ロッキード」と「事件」に分割されない固有名詞であり「国債発行残高」は「国債」と「発行」と「残高」に分解可能な熟語なのだ。
 検索エンジン対策として文章を書くときは固有名詞は略さず1ページ全体で同じ用語で表現、熟語はそのまま記載した部分と分解した部分を併用する。このような書き方が必要になる。
 先の例では「ロッキード事件」と書いて後は「この事件は」と書くよりは「ロッキード事件」を繰り返すこと。「国債発行残高」では「この国債の発行の残高は..」と分解した記述も加えることだ。
gooの低迷
 12月にgoogleのデータベースを利用した検索エンジンとして生まれ変わる予定のgooだが、10月に入ってからgoo経由のアクセスが激減している。旧来は日々2〜30有ったのだが、最近はほとんど1桁。
もちろんサーチサブミットが終了したせいもあるが、データベースが全面inktomeでgoo独自が消えている。検索エンジンもホームページの主従関係の把握が出来ておらず、トップページを表示出来ず、当たるを幸いデータベースに有るurlをただただ羅列しているだけなのだ。
 この使い勝手の悪さに利用者離れは相当進むと思われる。12月から仕切り直しと言えど、利用者が戻ってくるかははなはだ疑問だ。
 同様な傾向はinfoseekにも見られる。こちらはデフォルトでgoogleなので存在理由が無くなったのだろう。infoseekを使うならgoogleってことなのかもしれない。ただ、検索エンジンからのアクセスが一番多いのはyahooだ。これは上記の1ワード検索の特性から日本語圏ではカテゴリー(ディレクトリー)と併用した検索エンジンの利用が便利なのだ。「自転車」ではgoogleでは170位なので誰もアクセスしてくれないがyahooだと「自転車>旅行記」のカテゴリが表示されるので、ここから訪問の利用者が多い。
 トップページへの訪問はyahooが圧倒的でgoogleでは10%に満たない。
pagerankの壁
 pagerankがgoogleでさほど重要では無くなってテキストマッチが重要になりつつあるが、面白い現象を見ることができる。Googleで「mint」で日本語のページを検索して欲しい。
1位JAPAN MINT、2位Mint net(isp)、3位こののトップページだ。この1〜3位がpagerankがそれぞれ6,5,4なのだ。必ずしもpagerankが絶対では無いが、ここはテキストマッチだけでは越えられない壁がある。
 旧来[Mint Home pege」で始めたホームページのため、リンクが「Mint」で貼られているヶ所が多い。被リンク(貼られる側)の名称もpagerankの要素なので、何故かMintで3位表示されるのだ。この修正は容易では無い。相手のある話なのだから。その意味でバナーでの被リンクはアクセスアップにどの程度貢献するだろうか。少なくともSEO的には何の意味も持たないだろう。
 その意味で、今月からリンクバナーは廃止した。テキストで「北海道自転車旅行」と被リンクしてもらうのが有り難い。
10月のアクセス数
 アクセスログの開示はしばらく休止します。
 SEOの手法はgoogleの上位表示アルゴリズムも日々改修され常に上位表示の手法のアップデートが必要な技術になります。このため、古い情報を入手して、それを元にSEOを行っても反映されるとは限りません。
 その意味で、無償でSEO情報を掲載する善意が「嘘の伝達」に陥る恐れがあります。そのため、今現在(2003.12)で見直し、一般的な事柄に修正しました。
 これ以降はML等で最新情報を提供する仕組みに変更する予定です。
 ビジネスモデルも構想があります。詳細は以下のurlを参照ください。
詳細精読感謝いたします。
北海道HPを上位表示でアクセスアップ
2003.10.29 (c)Mint
Top Back Next