googleアクセスアップ研究(16)

gooの「サーチサブミット」が終了
 gooの「サーチサブミット」は申込み受付から2ヶ月であえなく終了。利用料金が1ヶ年なので料金は全額返済される。ま、建設業界では「倍返し」が常識だが、全額返済でもgoo研究は無料で出来た訳で万々歳だ。
 inktomiのyahooによる買収の影響のようだ。基本的にgooはサーチサブミットについてはinktomiのリセーラーだった訳で、それが継続出来なくなったってことだろう。
 その返す刀でgooは検索データーベースをgoogleに乗り換え12月よりサービスを開始するとか。この場合、旧来の「検索エンジン」を二つに分けて考える必要がある。いわゆるロボット巡回で集められたデーターベースと検索に訪れた人が利用する検索エンジン。これを簡便に「データベースエンジン」と「検索エンジン」と表記することにする。
 gooは独自の日本語処理のノウハウを利用してデーターベースエンジンはgoogle、検索エンジンはgooと2枚看板の組み合わせを目指すらしい。多くのgoogleを使った検索はデーターベースエンジンも検索エンジンもgoogleなので、gooは利用者にとっては一風変わった(利便性の高い)検索エンジンになる可能性もある。
infoseekもLycos吸収後googleを併設
 両者の合併検索エンジンかと予想したのだがgoogleを採用している。旧来のinfoseek検索エンジンと並列するようにgoogleも利用している。旧来のinfoseek検索エンジンが「サーチPlus」なのだが、スタート当初は違いが有ったが1ヶ月も過ぎると両者の表示はさほど違わない状況になっている。
 せっかくinfoseek上位表示を獲得したのだが、googleに統一されてしまったのはいたしかたないとして、研究成果が出た1ヶ月後に終了とは、これもまた栄枯盛衰の激しい検索業界の常なのだろうか。
 栄枯盛衰と言えば表示アルゴリズムを解明したTOCCがあっさりと撤退してしまった。元々inktomeの日本語デモサービスとして提供されてたのだが、そもそもinktomeの検索エンジンは一世代(ま、この業界で言えば3年ほど)古く、利用者も限られるのだから撤退も有りだろう。inktomeを利用したMSNからの訪問もそこそこ有るが、現在の僕のホームページは圧倒的にgoogle配下からの訪問が多い。
キーワードは1ワードが圧倒的
 せっかくの検索エンジンなのだから絞り込んで情報を探せば良いのだが、ビジット記録を見る限り99%が1ワードもしくは固有名詞でyahooやgooを使っている。これは検索エンジン対策として重要で良くあるSEO業者の「2キーワードで20位以内なら報酬をいただく」ってのは練りに練った条件なんだろう。実は1キーワードで1位表示されるのは固有名詞以外ではかなり難しいのだ。
 ちなみに、僕のホームページの表紙はgooの場合「北海道 自転車」、「北海道 サイクリング」等で一位表示されるが自転車では100番以下、サイクリングで150番程度である。これらのキーワードの対象件数は日々変わるが自転車で1000万件ほど、サイクリングでも200万件ほどの中に埋もれている。ちなみに「北海道 自転車」では競合他社(笑い)は190万件程度に減る。
 SEO対策を施しても1キーワード、それも一般的なキーワードで上位表示されるのはかなり難しいと言わざるを得ないだろう。でも誰かが1位表示されるのだから、その方法が皆無では無い。それらはおいおい実験成果を公開できると思う。
9月のアクセス数
 14000程のビジット記録を分析してみると、開設者である僕の目的に叶ったアクセスよりも「なんでこんんなキーワードで来るんだ。申し訳ないぞ」と思えるアクセスが結構ある。個人名では「森田あつ子」って知らないのだが、金融機関のサラ金化を言いたい放題で書いたときに参考資料として東京三菱キャッシュワンの広告に出ているタレントとして記載したものに「群がっている」。また膳場貴子さんはNHKの報道番組の姿勢について書いただけなのだが善場貴子はては善場孝子の誤字も含めてアクセスが多い。
 政治家では「野中ひろむ(広務)」のキーワードが多い。また、何故か9月は「ロッキード事件」のキーワードでのアクセスが多かった。また、「衆議院解散総選挙」とか選挙がらみのキーワードも飛び交っている。
2003.10.05 (c)Mint
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