観音寺温泉 上州苑 (弥彦村) C (泉質B、浴室C、設備C、眺めC)

西蒲原郡弥彦村観音寺494 TEL:0256-94-2114 営業時間:11:00-16:00要予約 定休日:なし
泉質:含硫黄-ナトリウム-塩化物冷鉱泉、24.8℃、循環
タオル:なし サウナ:あり 露天:なし 石鹸:あり シャンプー:あり 休憩所:なし 食堂:なし
http://www.joshuen.com

場所:弥彦温泉街から寺泊方面へ少し進むと右手に観音寺温泉がある。その中で最も目立つのがこの旅館である。以前宿泊利用したことがあり、番外で紹介してきたが、通常のページに繰り入れることにした。

料金:大人700円、小人400円。季節や混み具合によって断られる可能性があるため、必ず確認・予約した方がよい。

浴室:浴室は2階にある。大浴槽のほかに、男湯にはサウナ、水風呂、女湯にはジャグジーがあるが、時間帯によって入れ替わりがあるので、宿泊利用では両方楽しめる。農村の集落の中であるので、景色は楽しめない。露天風呂はないが、その理由はホームページに詳しく書いてあるので、読まれると良い。

泉質:源泉名は観音寺温泉。泉質は含硫黄-ナトリウム-塩化物冷鉱泉。ナトリウムイオンが1232mg/kg、カルシウムイオンが269.9mg/kg、塩素イオンが2421mg/kg、などのほか硫化水素イオン5.2mg/kg、チオ硫酸イオン0.5mg/kg、遊離硫化水素0.9mg/kgと硫黄分を含む。ガス性除く成分合計は4061mg/kg。これは弥彦温泉の各旅館の掲示と同じである。(弥彦温泉は観音寺温泉の引き湯である。) 大浴槽は源泉を加水し加熱循環使用。ジャグジー、水風呂は水道水。

コメント:観音寺温泉そのものが農村の集落という感じで、温泉街という印象が乏しいというか全くない。そのような集落に中にひっそりたたずむ温泉旅館である。良く言えばアットホームな雰囲気。大晦日の夜、ホテルの子供と一緒に入浴した思い出がある。ホームページには「何もないのが取り柄」「期待しないでください」と堂々と書かれている。それだけ自身があるのだろう。


追記:2011年3月の東日本大震災で、観音寺温泉の源泉が影響を受けて、源泉が枯渇し、温泉が使用できなくなった。そこで、観音寺温泉の供給を受ける前に、創業時から使用していた自然湧出の自家源泉(冷鉱泉)を使用するようになった。ただし、ほのかな硫黄臭がするものの、温泉の認定は受けていないため、湧き水の沸かし湯という扱いになる。
また、2014年6月から、全館が犬(小型・中型犬に限る)と泊まれる「わんこのお宿」として生まれ変わった。客室にはペット用のアメニティが用意され、浴室以外は犬を連れて歩くことができる。ただし、犬1匹1100円の宿泊料が必要。犬を連れない一般客も利用できるが、アレルギーがあったり犬が苦手な人は利用を避けて欲しいとの事である。


 

(No.364 2005/10/16番外より繰り入れ、2022/9/9追記)

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