東響ロビーコンサート  オーボエ
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2021年5月9日(日)13:00 新潟市民芸術文化会館 コンサートホール・ホワイエ
オーボエ:荒木奏美
ヴァイオリン:中村楓子、 ヴィオラ:多井千洋、 チェロ:福崎茉莉子
 


モーツァルト:5つのディヴェルティメント より
        第1番 変ロ長調 Kv.439b から

モーツァルト:オーボエ四重奏曲 ヘ長調 K.370

 東響新潟定期の日恒例のロビーコンサートです。今日の出演は、荒絵里子さんとともに東響のオーボエの2枚看板を張る荒木奏美さんです。演目もポピュラーな曲で楽しめそうです。幸い時間が取れましたので、今シーズンの新潟定期の開幕を告げるロビーコンサートを聴かせていただくことにしましょう。

 ということで、黄砂でどんよりとした空の下、りゅーとぴあに向かいました。開演5分前に到着。すでにかなりの客がホワイエを埋めており、正面後方で立って聴かせていただくことにしました。

 時間となり、オーボエの荒木奏美さん、チェロの福崎茉莉子さん、ヴィオラの多井千洋さんが登場し、最初はモーツァルトのディベルティメントです。本来は管楽器で演奏する曲ですが、こオーボエ、ヴィオラ、チェロの三重奏の編成にアレンジしての演奏でした。
 残響豊かなホワイエにオーボエの柔らかな音が響き、それを支えるヴィオラとチェロののアンサンブルも美しく、モーツァルトの心地良いメロディにうっとりと聴き入りました。

 ここでステージが整えられ、荒木さんのトークがありましたが、オーボエの調整の間、ヴァイオリンの中村楓子さんが呼び出され、代わりにお話しして時間調整してくれました。

 準備が整い、後半は中村さんも加わってのオーボエ四重奏曲です。モーツァルトのオーボエの曲としては、オーボエ協奏曲と共に最も親しまれているものと思います。

 前半同様に、荒木さんのオーボエの素晴らしさが際立っていました。美しく輝く新緑をバックに演奏され、春の爽やかさが際立って感じられました。
 ヴァイオリンの中村さんも明るく楽しそうに演奏されていました。ヴィオラの多井さん、チェロの福崎さんは入団して間もないそうですが、ちょっと控えめに演奏されていました。
 明るく爽やかな第1、第3楽章の間に挟まれた第2楽章の、胸に染み入るしっとりとした響きも良かったです。明るく軽快に奏でられる音楽を楽しみ、大きな感動をいただきました。

 春の日曜日の昼下がりに相応しい爽やかな音楽であり、演奏だったと思います。ホワイエの響きも心地良く、至福のひと時でした。無料で聴けるというのはありがたいですね。

 ちょっとへこみそうな心境でコンサートに臨んだのですが、元気をいただいてホールを後にしました。

 

(客席:正面後方、無料)