Rim-ictus Christmas Concert
  ←前  次→
2017年12月9日(土)14:00 越後森林館
 
Rim-ictus :本間美恵子、倉澤桃子、大越玲子
 
サティ:ジュ・トゥ・ヴ
モーツァルト:トルコ行進曲
モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス
日本古謡:通りゃんせ
日本古謡:お江戸日本橋
日本唱歌:日本の歌メドレー 〜冬〜
    ペチカ、冬景色、冬の夜
ロッゲンカンプ:アフリカンブルース

(休憩15分)

カホン三重奏
ピアソラ:オブリヴィオン
クリスマスメドレー
 もろびとこぞりて〜ひいらぎかざそう〜ママがサンタにキッスした〜
 We wish a Merry X'mas〜牧人ひつじを〜赤鼻のトナカイ〜
 ジングルベル
ピアポンド:Jazzy Jingle Bells
ピアソラ:アヴェ・マリア
ピアソラ:タンゴの歴史 より
 T.ボーデル1900、U.カフェ1930、V.ナイトクラブ1960

(アンコール)
第三の男、夕焼け小焼け
 

 私の家からすぐの場所にある越後森林館は新潟県産の木材を使って建てられており、六角形のホールがあります。木の香漂うホールは響きが良く、定期的にコンサートが開催されています。私も何度か参加させていただいていますが、2015年4月以来であり、久しぶりになります。

 今日の出演は、新潟を代表する打楽器奏者である本間さん、倉澤さん、大越さんによるパーカッション・グループの Rim-ictus です。この3人の演奏は、これまでいろんな場面で何度も聴かせていただいていますので、改めての紹介は割愛します。

 昨夜は今シーズン4回目の忘年会で、疲労が蓄積しており、どうしようかと悩みましたが、せっかくチケットを買っていましたので、行くことにしました。何せ家からすぐですので・・。

 開場とともに入場し、最前列右寄りに席を取りました。客の入りは良く、ほぼ満席でした。オール木製のホールは程よい大きさで、サロンコンサート的雰囲気があって良いですね。靴を脱いで入場しますが、床暖房もあって心地良いです。
 ステージには前方にマリンバが2台並べられ、後方にドラムセットをはじめとした打楽器が多数あり、ビブラフォンも後方にありました。

 主催者の挨拶があってから開演しました。本間さんの曲目紹介と楽器の解説を交えながら演奏が進められました。アヴェ・ヴェルム・コルプスでのマリンバ三重奏以外は、本間さんと倉澤さんはマリンバ、大越さんはパーカッションを担当しました。天上から音が降り注ぐような素晴らしい響きもあって、心地良い音響と演奏に身をゆだねました。
百戦錬磨の3人ですので、演奏は安定しており、編曲も素晴らしく、うっとりと聴き入りました。

 休憩後は再び主催者による話しがあった後、3人が衣裳換えして登場し、予定になかったカホンの三重奏で開演しました。
 その後は大人向けのプログラムということでピアソラをしっとりと聴かせ、クリスマスメドレーで楽しませてくれました。本間さんはマリンバにビブラフォンと大活躍。クリスマスメドレーではグロッケンシュピールも登場し、多彩な楽器で雰囲気を高めていました。ピアソラは心にしみる演奏で、聴き応えがあって良かったです。

 アンコールを2曲演奏して終演となりましたが、なかなか聴かせる演奏で、内容が濃いコンサートでした。ホールと楽器、そして演奏が美しい音楽を創り出していました。

 また春にコンサートを予定しているそうですが、次回は誰が出演されるか楽しみです。この木造ホールの素晴らしさを皆様方も体験されますことをお勧めします。

 

(客席:右側前列、¥2000)