311 池上直子、中村萌子、シンフォニア・ヴァルソヴィア、ロベルト・トレヴィーノ
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2015年5月10日(日) 10:00  新潟市民芸術文化会館 コンサートホール
 
ダンサー:池上直子
司会:中村萌子
管弦楽:シンフォニア・ヴァルソヴィア
指揮:ロベルト・トレヴィーノ
 
0歳からのコンサート〜ダンス! ダンス! ダンス!


ブリテン:青少年のための管弦楽入門 op.34

ドヴォルザーク:スラブ舞曲集 op.46 から 第1番

ブラームス:ハンガリー舞曲第5番

マルケス:ダンソン第2番
 
 
 

 3日目最初の公演です。コンサートホールへ行き、LFJ名物の「0歳からのコンサート」に参加しました。乳幼児が泣き叫び、音楽を鑑賞するという状況ではないのは百も承知ですが、何故か毎年聴いております。私も小さい子供がいれば、是非連れて行きたいコンサートです。

 今年は演奏する曲目に興味があって聴くことにしました。お目当ては「青少年のための管弦楽入門」です。有名な割には実演で聴く機会はほとんどなく、新潟では2006年9月に新潟メモリアルオーケストラで聴いて以来です。

 席は1階席の右端で、ちょっと場所的にはよくありません。客の入りは良く、こういう公演を待ち望んでいた人が多いことをうかがわせます。私の隣も乳児を抱っこした若いお母さんでした。抱っこされた乳幼児も一人とカウントしますと、観客数は今回のLFJで一番かもしれません。
 団員は三々五々ステージに登場し、客席の子供に手を振ったりして、和やかな雰囲気の中に開演しました。

 最初はお目当てのブリテンです。予想通りにホール内の各所で、赤ちゃんが泣き叫んでいましたが、想定内のことであり、私は十分に音楽を楽しめました。
 司会のかわいいお姉さんの語りで演奏されましたが、各奏者の力量が良くわかり、このオケの実力を再認識しました。

 ドヴォルザークからはダンサーの池上さんのダンスを交えて演奏しました。ハンガリー舞曲では観客も参加して、楽しい演奏になりました。マルケスは初めて聴きましたが、なかなか良い曲でした。

 幼児ならいざ知らず、0歳児にフルオーケストラの大音響を聴かせて驚かすのが良いのか悪いのか、いろいろ意見はあるように思います。でも、泣いても騒いでも、親子で気兼ねなく音楽を楽しめるというのが何よりだと思います。
   

(客席:1階7−46、¥1500)