ラ・フォル・ジュルネ新潟2011
233 ウラル・フィルハーモニー管弦楽団(指揮:ドミトリー・リス)
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2011年5月7日(土) 20:15  新潟市民芸術文化会館 コンサートホール
 
管弦楽:ウラル・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ドミトリー・リス
 

ベートーヴェン:「エグモント」序曲

ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 op.67 「運命」
 
 
 

 朝の0歳児からのコンサートは音楽どころじゃなかったですが、今度はちゃんとしたコンサートです。満席ではありませんが、客の入りも良かったです。

 楽員が入場しましたが、日本人のエキストラが多数います。伝え聞くところによりますと、地震と原発事故の関係で、全員参加ではなく、希望を取っての来日だったそうです。丸ごとキャンセルしたドイツのオケとは違って、各自の判断で来日してくれたウラル・フィルの英断に感謝したと思います。ということで、足りない団員の分は日本でトラを調達ということだったようです。

 演奏は速めのテンポで、しっかりとまとめていました。ロシアのオケらしく、勢いで押したという感じでしたが、荒っぽいわけではありません。弦も管も良かったと思います。理屈ぬきに、気分良く、楽しめました。

 クラシック・コンサート初心者が多いためか、楽章間に盛大な拍手が起こりましたが、日頃クラシックなど聴かない人たちに、気軽に聴いてもらうのがLFJの趣旨ですから、これで良いのかな、などと考えていました。

 皆さんも楽しまれたようで、ブラボーの声も聞かれ、盛大な拍手が続きました。ウラル・フィルは聴くのは初めてですし、実は名前を聞くのも初めてでした。期待もしていなかったので、良い演奏を聴かせてもらって、得した気分でした。

 外に出ると、土砂降りの雨。明日には晴れますように・・。
 

(客席:1階8−48、2000円)