ワンコイン・オルガンコンサート
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2011年8月6日(土) 11:30  新潟市民芸術文化会館 コンサートホール
 
オルガン:山本真希、中野ひかり
 
中野ひかり
  ワーグナー:ニュルンベルグのマイスタージンガーより 第1幕への前奏曲

中野ひかり/山本真希
  J.C.バッハ:デュエット ヘ長調 Op.18-6 より 第1楽章 アレグロ

中野ひかり
  J.S.バッハ:小フーガ ト短調 BWV578
  ボッケリーニ:メヌエット
  キュリー:みんなのためのオルガンガイド(りゅーとぴあ編)

中野ひかり/山本真希
  フォーレ:ラシーヌ賛歌

中野ひかり
  チャイコフスキー:くるみ割り人形 より
            行進曲〜こんぺいとうの踊り〜トレパーク〜花のワルツ

中野ひかり/山本真希
  のだめカンタービレ・メドレー
    モーツァルト:2台のピアノのためのソナタ
    ベートーヴェン:交響曲第7番
    ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
    ガーシュイン:ラプソディ・イン・ブルー

(アンコール)
中野ひかり/山本真希
  となりのトトロ より さんぽ

 
 

 山本さんが専属オルガニストに就任されて以来恒例になった「オルガン・サマー・デイズ」が、今年も昨日・今日と開催されました。小学生以下無料という「ワンコイン・コンサート」のほか、オルガンの中に入れる「オルガン探検ツアー」も開催されました。
 「ワンコイン・コンサート」は毎回ゲスト演奏者を迎え、スクリーンに演奏風景を映し出し、演奏だけでなく視覚的にも楽しめるのが目玉です。正月の「ニューイヤー・オルガンコンサート」と並んで、ファミリー向けの肩の凝らない楽しいコンサートです。

 先日の山本さんのリサイタルは仕事の都合で行けませんでしたので、山本さんファンとしましては、行かねばなりません。幸い今日は休みの週でしたので、行くことができました。

 会場はほどほどの入り。いつものオルガンコンサートほどでしょうか。老若男女いろいろです。スクリーンの見易さも考えて、3階正面に席を取りましたが、偶然友人に出会ってビックリ。

 さて、中野さんが登場して開演。いきなりの迫力ある演奏に引き込まれました。中野さんはこれまで何回か来演されているとのことで、りゅーとぴあの大オルガンからきらびやかな音色を引き出してくれました。
 その後は、山本さんの司会・進行の下、多彩な曲を演奏してくれました。毎度のことながら、スクリーンに映し出される演奏風景は驚きです。4段の鍵盤に足鍵盤を四肢を別々に動かして演奏する様は、曲芸的ですらあります。たいしたものです。

 毎回恒例になった「みんなのためのオルガンガイド」ではあのカラカラも鳴っていました。多彩な演目で楽しめましたが、最後の「のだめメドレー」は細切れすぎたかも。

 アンコールにトトロを演奏して終演となりましたが、皆さん楽しまれたものと思います。演奏もさることながら、山本さんの優しい語り口も好感度満点でした。
 初めてオルガンを聴くという人も多かったようですが、こういう機会を利用して、新潟の誇るパイプオルガンを楽しんでほしいと思います。夏休みなので、もっと子供たちが来てほしいなあと感じました。

 涼しいホールから外に出ると暑さが厳しく感じられました。新潟まつりの真っ最中ですが、りゅーとぴあ周辺はひっそりとしています。明日は花火大会。大いに賑わうことでしょう。

 ホールで出会った友人は、これからアルビのダブルヘッダー参戦だそうです。アルビ・レディースは澤選手を始めとするスター軍団(INAC神戸)と戦います。夜はアルビがエスパルスを迎えます。さて勝敗はいかに・・・。頑張れ、アルビ!

(追記)レディースは敗れましたが、アルビは清水に大勝! この調子で夏を乗り切ってほしいものです。
 

(客席:3階:I 3ー8、自由席:会員割引:450円)