新潟市ジュニア合唱団第21回定期演奏会
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2011年7月24日(日) 14:00  新潟市民芸術文化会館 コンサートホール
 
合唱:新潟市ジュニア合唱団
指揮:海野美栄
ピアノ:斎藤愛子
 
 
第1部 わたしたちのくにのうた

 Dona nobis pacem (作曲:松下 耕)

 かごめかごめ、げんこつやまのたぬきさん、おべんとうばこ、ずいずいずっころばし

 汽車ポッポ、仲よし小道、青い目の人形、兎のダンス、かわいい魚屋さん
 あめふり、お猿のかごや、証城寺の狸囃子

 手のひらを太陽に、くるくるマンボ、オカリナの丘、バラが咲いた、サッちゃん
 ドロップスの歌、夕日が背中を押している、翼をください、太陽がくれた季節
 上を向いて歩こう、川の流れのように、しあわせはすべての人に

(休憩10分)

第2部 ミサ曲第9番 (作曲:G.オルバーン)

 Kyrie、Gloria、Sanctus-Benedictus、Agnus Dei
 
(休憩15分)
 
第3部 合唱ミュージカル「伝説の島ZZ」 (作詞:藤公之介、作曲:小六禮次郎)

 伝説に島へ、森よ雲よ、もしも雨がなかったら、少年連続誘拐事件、伝説の島へ
 なんでもかんでも計っておこう、月夜の仮面舞踏会、たいらな地球
 迷子になって泣きだす前に、もっと光を、ふるさとの地球、森よ空よ

 
 
 

 毎年楽しみにしているジュニア合唱団の定期演奏会です。某所で美味しい冷やし中華を食べ、1時過ぎに会場入り。開場待ちの行列に並んで、昨年と全く同じ席を確保しました。3階席は使用されなかったので、客席はかなりの混雑となりました。

 場内が暗転して、「Dona nobis pacem」が、震災犠牲者への祈りを込めて歌われました。正面(Pブロック)、3階両サイド(G、Kブロック)に合唱団が配され、立体的な素晴らしいハーモニーを聴かせてくれました。先頭打者ホームランというべき、いきなりの感動に、最初からノックアウトされました。

 その後は、おなじみの日本の童謡・歌曲が歌われました。最初は低学年の子供たちが加わってのほのぼのとしたものでしたが、後半はスライド投影をしながらしみじみと情感たっぷりに聴かせてくれて、最後は感動の涙がこみ上げてきました。

 休憩後の第2部はオルバーンのミサ曲第9番が歌われました。子供が歌うには難曲過ぎると思いますが、澄んだ歌声がホールに響き、濁りきった私の心が洗われるようでした。

 そして休憩をはさんでの第3部は恒例のミュージカルです。セットはないものの、ステージのせりを利用し、大きな布と照明で効果的な演出がなされていました。子供たちの素晴らしい歌唱と演技で、またもや感動の涙が出てしまいました。

 どうしてこんなに感動できるんでしょうね。これがジュニア合唱団マジックです。毎年聴いていると小さかった団員が大きくなるのを目にし、親の目線で見てしまうのもあるかもしれません。数が少ない男の子は特に目立っちゃいますから、頑張っている姿を見ると、うれしくなります。

 ジュニア合唱団のみならず、ジュニア邦楽教室、ジュニアオーケストラ教室は新潟市の宝だと思います。来週は邦楽教室の演奏会、9月にはジュニアオケの演奏会があります。きっとすばらしい演奏を聴かせてくれるに違いありません。楽しみですね。

 幸せ気分で外に出ると、隣の陸上競技場では、アルビレックス新潟レディースと浦和レッズ・レディースの試合が盛り上がっていて、大きな歓声が聞こえていました。なでしこ効果か、スタンドはかなりの賑わいのようでした。頑張れ、アルビ!
 

(客席:2階:C5ー3、自由席:無料)