見チャイ!聴きチャイ!逢いチャイコ! 〜弦で奏でるチャイコフスキー〜
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2010年11月6日(土) 14:00  黒埼市民会館
 
ヴァイオリン1:庄司 愛、ヴァイオリン2:松村牧子、ヴィオラ:佐々木友子
チェロ:宇野哲之、コントラバス:別森 麗
 

 

チャイコフスキー:バレエ組曲「白鳥の湖」より <情景>  
                             弦楽四重奏(Vn1、Vn2、Vla、Vc)

チャイコフスキー:バレエ組曲「白鳥の湖」より <4羽の白鳥たちの踊り>
                             弦楽五重奏(Vn1、Vn2、Vla、Vc、Cb)

チャイコフスキー:弦楽セレナーデ ハ長調 第1楽章
                             弦楽五重奏(Vn1、Vn2、Vla、Vc、Cb)

チャイコフスキー:ピアノ曲集「四季」より
            1月 炉端で         弦楽三重奏(Vn1、Vla、Cb)
            2月 謝肉祭         弦楽二重奏(Vn2、Vc)

チャイコフスキー:バレエ組曲「くるみ割り人形」より <花のワルツ>
                             弦楽五重奏(Vn1、Vn2、Vla、Vc、Cb)

 
 

 今週は不順な天候が続いていましたが、今日は朝から上天気。小春日和になりました。青空は気持ちよいですね。こんなすがすがしい陽気の中、仕事を早めに切り上げ、会場へと向かいました。
 
 新潟大学音楽科は3年前から新潟市西区役所と連携して、音楽を通した地域交流・まちづくりを行おうという取り組みを行っています。今年度は「地域と大学連携プロジェクト in 西区 Lien 2010」として、4つのコンサートと学校でのワークショップ、そしてニューヨーク・フィル・ティーチング・アーティストを迎えてのスペシャル・コンサートが予定されています。今日はその4回目に当たり、子供も入場できるファミリー向けのコンサートですが、私も西区民であり、参加させていただきました。

 チャイコフスキーに扮したイケメン男性のコミカルな進行により演奏が進められました。奏者は新潟の音楽界ではお馴染みの面々です。小編成の弦楽合奏であり、音の厚みという点では劣る面がありましたが、小編成ならではの透明感あふれる演奏を楽しむことができました。

 演出が素晴らしく、ユーモアあふれる進行の中で、リズムの取り方、ボウイングの重要さなど、音楽に関する啓蒙や、ロシアでの謝肉祭のことなどを説明してくれました。チャイコフスキー役の演技は嫌味がなく、素晴らしかったです。

 1時間弱の短いコンサートであり、少々物足りなく感じましたが、小さなお子様にはちょうど良かったかもしれません。ファンである庄司さん、村松さんなどのお姿を間近で拝見できて良かったです。
 
 

(客席:3列目中央、無料)