月の明かりに誘われて       

表題から見るとワインを片手に...なんて少しムーディーな場面を想像されるかもしれませんがハーバルおじさんの月の明かりに誘われてはそう月明かりの中の畑仕事です!

この春先は一年の間でもっとも忙しい時期のひとつとなります。種まきや植え替えは夕方行うようにしていますのでスムーズにいかないとそう月の明かりの中での種まきとなるのです。

これが案外集中できてかなりのスピードでこなすことができます。周りが見えなくなるからかなり体の中の神経が研ぎ澄まされるようです。(実は暗闇が恐いから、手を抜いているだけだったりして(~_~;)発芽の状況でそれがばれてしまう!かっこういいこと言ったてまえ、困った困った...。)

先日よくそんなに朝早くから、夜遅くまでやるねとある友人にいわれましたが、会社勤めを辞めてこの道を選んだのですから結局この仕事に惚れ込んでしまったようです。

空に大地がすい込まれる瞬間。あたりに誰もいない大地にひとり立っているとものすごく強い自然のエネルギーを感じ取ることができます。朝はよくキジが鳴いているのですが、この時間になるとコウモリが空を舞って行きます。そんな時ほっとするのはおけらの「じーーー。」という鳴き声です。ほんとこの声を聞くとほっとするのです。100年後にもこんな情景が残っていると良いなあと思います。

さすがに周りの人たちもこの暗さでは農作業をしていないだろうと、帰路に就くと「ん!」まだ軽トラがとまっているではないですか!

暗闇の中農作業をしている人が。負けてしまった!悔しさを隠して、さすがプロと感動しながら今日も一日が過ぎて行くのです。

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