自然のままが一番
 
 
川も山も大地も自然が一番だとは思いませんか。

ここ三河の川では落ち鮎が最盛期を迎えているそうです。時々鮎を捕りに上流まで出かけることがあるのですが、ひと昔まで鮎は目をつぶっていても釣れたような魚だと年輩の方からは聞きます。鮎で川が黒くなるほどだったそうです。しかし今では...。

ここ数日でめっきり秋めいてきました。畑でも益虫や害虫(人間が付けた名称ですが)も短い秋を精一杯活動を行っています。

おかげで野菜類も少し気を許すとかなり食されてしまいます。草や野菜を大地に戻し、土の中のバランスを大切にすることから来年の準備が始まっています。そこの場所で育ったのですから再び同じ場所に戻す。

畑仕事はハーブや野菜を穫るだけではなくて、いろいろなものを土に戻すことが大切だと思います。そして土を生きがえらせることによって大地から恵みを頂く。草を刈ったら、その草でマルチをして、もし何らかの理由で植物が枯れたらその植物をその(場所)大地に戻してやる。

ハーブ等が枯れる場合もその場所を自分の子孫が生き残れるように自分を利用して土壌を改良しているような気がしてなりません。

ここがだめになっても他にも同じような場所があるから大丈夫だとその場所がつぶされることが多くあると思いますが、それは本当なのでしょうか。そこを変えると言うことは辺り一面の自然を変えるだけにはとどまりません。自然界に無駄なものはないと言われます。(役に立たないと思われているものは、ただ人間がその本質をつかんでいないだけでは)。

開発という名のもとに本質を忘れないで欲しいと思います。人間が自然界の大者ですべてのものをコントロールしたいという時代は終わりを告げなければならないのではないでしょうか。

自然の厳しさを知り、自然のなかに入り込み、自分もその一部になりきることが大切かと思います。自然に迷惑をかけないように共存する。人間本意ではなく大きな宇宙の枠組みでひとつひとつの目の前の自然を大切にしていくことが大切ではないでしょうか。

自分たちがおそ大地に戻る100年後を見据えて

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