第5回 勧誘地獄への道


通信教育の業者とあのようなやり取りがあったことも忘れてしまっていたある日聞いたこともないような名前の人から電話が入りました。
「どこかのお客さんの担当者だったかな?」等と思いながら電話をとると、

丸山 仁志様でございましょうか?私○○○○の××と申します。・・・・・・・

と例の調子の極めてバカ丁寧で事務的な言葉が耳に飛び込んできたのです。
「しまった!コイツまた例の通信教育の勧誘だ!」と思ったときにはもう遅い相手は一方的に話し始めるのであった。

あなたは、(私の事です)ある通信講座を受講されていましたが勉強が途中のまま放置されており今回私どもの方へその照会がありました。
既にお済みでしたら(やってるわけないジャン!)いいのですがいまだにそのままなのであれば私どもからの通信教育講座を受講していただき・・・・

こんな調子で話は延々と続くのであった。つまりは前回の電話と同じような内容でかんたんな資格を取得し、修了して欲しいので教材を送るから金払えと言うことでした。
どうやら、通信講座を中途でやめた(向こうはそうは思っていない)人の名簿は、他の通信教育の会社へ回されているらしいのだ。
そうしてあの手この手で勧誘してまたお金をふんだくろうと言うまるでやくざのような組織だったのだ!
だいたい何かの講座を途中で投げ出すような人間が別の講座をまともにやりとげることが出来ないこと分かってるくせに人の弱みにつけこんで・・・・

とにかく延々としゃべる続けるその人の口調に頭が来て電話を切ってやりました。
しかしこれが勧誘地獄へと続いていく始まりだったのです。

つづく

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