第４回　新たなる勧誘 先方は、さらに話を続けた。その内容は驚くべきものでした。 このままでは、修了の手続きが取れないので、今回特別措置として、修了者と同様の待遇で生涯面倒を見ますので会員として入会して欲しい。ついては入会金として４０数万円を支払って下さい。 支払いは最大３６回までの分割でも結構です。 さもなくば、当方の用意する別の講座（このときは確か宅建だったと思う）を受講してもらいとにかく何か合格するまで勉強を続けてもらうことになります。 当然ですがその場合は、別途受講料をお支払いいただきます。 バ、バカな！だいたい修了して資格試験に合格したらそんな会に入るなんて聞いてもいなかったし、まして何かに合格するまで勉強を続けろなんてそんな話あります？ 「どっちもイヤ」て言ったら「あなたには拒否する権利はありません。一度受講すると決めた以上最後まで責任をもってやって欲しい。」なんて説教される始末。 これにはまいりましたねぇ。 何にしろ先方の言い分では、通信教育講座と言うのは生涯教育として受講者全員を登録して一生涯面倒を見るもので普通の物品売買とは違うんだそうで受ける側もそれなりの自覚と責任が必要なんだそうです。最初に勧誘したときにはそんなこと一言も言わなかったくせに！ とにかくその場は、「勝手にしろ！」と言って電話を切ってしまいました。それからしばらくは何もなかったのですが・・・・ つづく

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