システムには、そのシステムの状態をチェックしたり、異常があれば修復を行うためのプログラムが用意されています。
それらのプログラムのことを総称してシステムツールと呼びます。
今回は、Windows95に用意されているシステムツールをご紹介します。
スキャンディスク(Scandisk.exe)
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ディスクやディスク内のファイルの状態をチェックするプログラムです。異常があった場合は、その部分を修復してくれます。
Windowsは、ディスク上に仮想メモリーをとるため、ディスクの中身が結構荒れます。
そこでこのプログラムを定期的に実行しておけば、トラブルの回避もできるでしょう。
デフラグ(Defrag.exe)
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ディスクの最適化プログラムです。ディスク上にファイルを作成したり削除したりという事を繰り返していくと、ディスクの飽きスペースが虫食い状態になり、大きなデータを書き込むときにディスク上にとびとびに書き込まれてしまいます。
そうなるとディスクの読み書きの効率が悪くなってしまうのでこのプログラムを使ってディスク内のファイルの配置を整理します。
バックアップ(Backup.exe)
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万一ハードディスクが壊れたときの為にディスク上のプログラムやデータをフロッピィディスクやテープに保存するためのプログラムです。
バックアップの方法には、一括バックアップと差分(変更があったもののみ)バックアップの2種類があります。
Microsoftの推奨するバックアップの方法は、毎日差分バックアップをとり、週1回一括バックアップをとるという事ですが、私は実行していません。
しかし、万一のことを考えると、バックアップは取っておくべきだと思います。
ここまで紹介したものは、MS−DOS6.2にも同様なものがありますので、Windows3.1の方も利用できます。(ただし、Windowsを一旦修了してDOSの状態で起動する必要があります)
他にも沢山あるのですが、長くなるので、続きは次回またご紹介します。
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