湯田上温泉 ホテル小柳 (田上町) C  (泉質B、浴室A、設備C、眺めA)

南蒲原郡田上町大字田上乙1322-1 TEL:0256-57-5000 営業時間:11:00-20:30(最終受付19:00) 定休日:なし
泉質:ナトリウム-塩化物泉、34.5℃、循環、飲泉所あり
タオル:なし サウナ:あり 露天:あり 石鹸:あり シャンプー:あり 休憩所:ロビー 食堂:ランチ営業あり(火曜休み)
http://www.oyanagi.co.jp

場所:湯田上温泉の一番奥、また一番大きなホテルが「小柳」である。新潟県人にとっては、「ようこそ、ホテル、お〜や〜な〜ぎ〜へ〜」というテレビCMでなじみ深い宿である。「遠くの名湯より近くのいい湯」というキャッチフレーズでも知られる。これまで宿泊で何度か利用させていただいたことがあったが、日帰り利用もさせていただいた。

料金:入浴料(1回90分)は、大1300円、子供650円、タオル別でバスタオル・タオル各200円。ランチ利用の場合は500円引き。新潟駅南口より送迎バスがあり、車がなくても利用しやすい。

浴室:6階に展望大浴場があり、車椅子対応の貸切風呂もある。2020年に浴室は改装されて一新された。脱衣場には、鍵なしの脱衣棚があり、貴重品は鍵付きの貴重品入れに入れる。洗面台には、ドライヤーのほか、整髪料、櫛、綿棒、髭剃り等が備えられている。
大浴場には、大浴槽のほか、サウナ、水風呂がある。露天風呂はいわゆるインフィニティ風呂になっており、浴槽の縁がなく、入浴時の視線では湯面と景色が一体化する。高台にあるホテルの6階であるので、見晴らしは良く、新潟平野が一望される。サウナにはガラス窓があるのでサウナに入りながら景色を楽しむことができる。
洗い場は仕切り付きで、ボディソープ、シャンプー、コンディショナー、シェービングフォーム、炭入り固形石鹸がある。
浴室前のラウンジには飲泉所があり、飲泉することができる。

泉質:源泉名は田上ごまどう温泉。ごまどう湯っ多里館と同じ源泉であり泉質も同じはずだが、若干掲示内容が異なる。泉質はナトリウム-塩化物・硫酸塩泉。湧出量は300L/分(自噴量)、源泉温度36.0℃。PH9.1。主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li 0.03, Na 1307, K 10.4, Mg 0.2, Ca 166.5, Sr 1.0, Ba 0.05, Al 0.05, F 1.5, Cl 1827, Br 7.0, I 1.2, OH 0.2, HS 0.7, SO4 634.4, HCO3 26.2, CO3 7.2, メタ珪酸 32.7, メタホウ酸 21.8 などガス性除く成分総計は4045mg/kgである。露天風呂横に飲泉所が設けられており飲泉可能。ごくわずかに塩味硫黄味を感じるが、ほとんど無味無臭無色。ごまどう湯っ多里館より薄味に感じた。浴槽はオーバーフローがあるが循環式である。少量ながら非加熱源泉の投入も行われている。

現在は、令和2年12月17日付の分析表が掲示されている。源泉名は、田上ごまどう温泉。泉質は、ナトリウムー塩化物温泉(低張性アルカリ性温泉)。源泉温度 34.5℃。湧出量 393L/分。PH 記載なし。
主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li 0.0、Na 334.4、K 2.5、NH4 0.7、Mg 0.0、Ca 19.1、Sr 0.1、Ba 0.0、Al 0.0、Mn 0.0、Fe(II) 0.0、Cu 0.0、Zn 0.0、F 1.2、Cl 436.5、Br0.9、I 0.0、NO2 0.0、No3 0.0、HS 0.3、HSO4 0.0、S2O3 0.7、SO4 96.7、HPO4 0.0、HCO3 53.7、CO3 18.6、メタケイ酸 46.4、メタホウ酸 4.1、遊離CO2 0.0、遊離H2S 0.0 など、ガス性除く成分総計は1016mg/kg。
加水(減水時)、加温(適温維持)、循環・ろ過(資源保護等)、消毒(衛生維持)と掲示されている。実際の湯は無色透明でほとんど無味無臭で、特徴は感じられない。

コメント:泉質的には特に優れているわけではないが、展望の良さは抜群。景色の良さを前にすると、泉質を議論するのは無意味に思えるほどである。浴室前のラウンジで飲泉できるのも良い。1300円の入浴料は高額に感じるが、値段分の満足感は得られそうだ。

ブログ
 

(No.304 2003/8/19番外より繰り入れ、2022/4/29料金訂正、2023/4/8改訂)

前頁

下越一覧

次頁