場所:弥彦温泉街から離れ、岩室側の弥彦競輪場の先の高台にある一軒宿。弥彦から岩室に向かう県道に看板が出ている。 料金:大人600円、小学生300円、幼児無料、タオルセット付き。フロントで料金を支払うとタオルセット入りのバッグを渡される。 浴室:浴室は2階にある。浴室にはジェット付きの大浴槽(本風呂と表示されている)のほかに、薬草風呂、うたせ湯、水風呂、遠赤外線サウナ、そして露天風呂がある。内風呂・露天風呂とも浴槽は大きくゆったりしている。ただし浴室は山側にあり、樹木しか見えないので景色は良くない。しかし、木々の緑の中で、静かな露天風呂のぬるめのお湯にゆっくり浸かっていると、心の疲労も取れていく。洗い場にはボディソープ、シャンプー完備。シャワーの温度調整は温水・冷水をマニュアルで混合する旧タイプ。 泉質:弥彦温泉を引いており、泉質は含硫黄-ナトリウム-塩化物冷鉱泉、源泉温度24.8度。主な成分は、Naイオン1232mg/kg、Caイオン269.9mg/kg、塩素イオン2421mg/kg、などのほか硫化水素イオン5.2mg/kg、遊離硫化水素0.9mg/kgと硫黄分を含む。ガス性除く成分合計は4061mg/kgと結構な内容のはずだが、浴槽の湯は無色透明無味無臭であり、露天風呂は若干の塩素臭を感じた。加熱循環・加水して成分が乏しくなったものか。湯はぬるめであったが、意外に温まりは良かった。 コメント:浴室前に休憩もできる食事処がある。なぜか本棚いっぱいにマンガ本が置いてある。弥彦の高台にあって、玄関前からは越後平野が展望できるが、浴室から景色が見えないのが残念。弥彦の中心街からはかなり離れて静かである。泉質的には疑問だが、広い露天風呂はゆったりでき、また日帰り入浴客を大事にする姿勢はありがたい。 (No.210 2001/6/23) 注意:弥彦温泉の源泉を使用と宣伝していたが、実は温泉は使用しておらず、不当表示していることが県の調査により発覚した。上記記載のように、浴槽のお湯はどう見ても弥彦の源泉の面影はなく疑問に感じていたのであるが、やはり源泉は使用していなかった。源泉を使用していなくても、雰囲気や設備的にはそれなりに魅力ある浴室であっただけに、変な裏工作することなく、競合施設と堂々と競い合ってほしかったものである。(2004/9/12) |
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