場所:中之口村の総合福祉センター内にある入浴施設である。北陸道・巻潟東ICから中之口方面に向かう県道沿い、中之口村役場の少し手前にある。新潟市方面からは、上越新幹線の側道(燕方面への抜け道として便利)を南下し、中之口村に入ると2又に分かれるが、新幹線からそれて、右方面に進むとこの施設に突き当たる。玄関先には、「成分温泉・やすらぎ乃湯」と書かれた木の大きな看板が出ている。この総合福祉センターの右はデイサービスセンター、左が老人福祉センターとなっており、老人福祉センターの奥に浴室がある。
料金:玄関右手に受付があるので料金を支払う。市内60歳以上無料、市内60歳未満250円、市外一般450円、市外小中学生120円、幼児無料。タオルなし。
浴室:ジェットつきの大浴槽があるのみ。大きな手摺りがあって入りやすい。洗い場にはシャワーチェアがあって楽に洗うことができる。ボディソープ、シャンプー完備。大きなガラス窓で明るく、開放的な浴室であるが、庭が見えるのみで、景色は楽しめない。もっとも、新潟平野のど真ん中であり、楽しむ景色もないが。脱衣場は脱衣棚があるのみ。洗面台にはドライヤーがある。
泉質:アルカリ性単純温泉と掲示され、成分として、Naイオン48.5ppm、Kイオン3.9ppm、炭酸水素イオン38.1ppm、炭酸イオン25.5ppm、硫酸イオン30.5ppm、塩素イオン3.4ppmとある。効能書きの最後に、厚生省認可(63D)第1825号とあるので、人工温泉のようだ。いずれにしても、無色透明無味で、カルキ臭が漂う湯であり、浴感も乏しい特長のない湯である。
コメント:休憩用の広間、貸し切り個室があり、地元の方々で賑わっている。畳敷きの図書室もある。あくまで老人福祉センターであり、歓楽的・観光的雰囲気は全くない。夕方16:30には終了してしまう。村外者が日帰り温泉として利用するのには向かないが、通りすがりに利用するには良い。
(No.284 2003/2/15、2005/3/21合併により住所変更・料金改定) |