秘方癒楽 (新潟市北区) C (泉質C、浴室C、設備B、眺めD) 2011年9月末で閉館

新潟市北区松浜東町2丁目1-43 TEL:025-255-7771 営業時間:10:00-21:00(金・土は22:00まで)  定休日:第2・第4木曜日(祝日除く)
泉質:非天然、人工温泉、循環
タオル:あり サウナ:あり 露天:なし 石鹸:あり シャンプー:あり 休憩所:あり 食堂:あり
http://www.week.co.jp/xp/00012808/p/

場所:新潟市松浜に2005年4月17日オープンした日帰り温浴施設である。「健康と癒し」をコンセプトとし、遠赤外線低温サウナをメインとする。一般の日帰り入浴施設とは施設の性格が異なるのでご注意いただきたい。国道7号線バイパス・濁川ICを降り、5つ目の信号を右折。三差路のコンビニの向かいにある。外観は殺風景で、看板がなければ温浴施設とは気付かないだろう。駐車場は広いが、出入り口が交差点の中なのでご注意。

料金:入館料は1800円。タオルセット、サウナ着付き。中学生未満の利用はできない。天然ラジウム岩盤浴を利用すると別に500円必用。天然ラジウム岩盤浴のみの利用は不可。下足箱に靴を入れ入館。鍵は自分で保管する。受付で説明を受け、料金を支払う。利用方法は決まっており、まず天然ミネラル風呂で体を洗い、5分ほど入浴して体を温める。次に遠赤外線低温サウナで40〜60分間汗を出し、その後再び入浴するというシステムである。

*いつからか不明であるが、最近料金体系が変わったらしい。新聞広告によると、遠赤外線低温熱岩盤浴(お風呂付き、天然ラジウム岩盤浴付き):1800円(タオル・館内着付き)、1500円(タオル・館内着なし)、天然ミネラル風呂:500円(タオルなし)、天然ラジウム岩盤浴:500円(岩盤浴のみ可)とのことである。
*また、毎週水・土曜は小学生以下も利用できるとのことである。


浴室:天然ミネラル風呂の浴室には掛け湯と大浴槽があるのみ。窓がなく景色は全く見えない。洗い場は7ヶ所。ボディソープ、シャンプーあり。シャワーヘッドにON/OFFのボタン付き。他にシャワーが1つあるが、温度調整はマニュアル式なので注意。脱衣場の洗面台には無料のドライヤーが置いてあり、整髪料、カミソリ、ヘアブラシ、歯磨き、綿棒などがあり、紙コップ式の給水器も置いてある。低温サウナ(遠赤外線低温熱ベット室、24ベットあり)は男女共用であり、脱衣場でサウナ着に着替えて入室する。サウナ受付でベットを指定され、番号札と敷き用のタオルが渡される。室内には汗拭き用のハンドタオル、バスタオルが用意されている。さて、遠赤外線低温熱ベットは、二千万年前の海底岩から作られた深海岩をセラミックボール状にし、ネットに入れて敷き詰めたものであり、40℃位の低温で体を温めるものである。初めは熱く感じないが、15分位すると汗が次第に滲み出てくる。間接照明が目に優しく、ヒーリング音楽がBGMとして流れ、セラミックボールの刺激が心地よく、眠りに誘う。40分も寝ていると十分に汗をかくが、高温サウナのような疲労感はない。利用時間は60分以内に制限されている。遠赤外線効果+マイナスイオン効果+指圧効果で通常の高温サウナより身体全体に温熱効果を十分に与えるのだそうである。枕元には時計と緊急連絡用のスイッチがある。

泉質:天然温泉ではない。風化花崗岩を液化抽出した24種類のミネラル元素を含む人工温泉(シーマロックス)であり、宣伝文句によれば、正苦味泉、芒硝泉、石膏泉、明礬泉の効能を併せ持つという。湯は無色透明無味無臭であるがトロミがあり、成分の豊富さは垣間見える。「アクアトミー」という浄活水化装置を使用しているとのことであり、カルキ臭がしないのは良い。

コメント:館内には食堂があり、国内産そば粉100%の十割そばが売り。2階には男女別のリクライニング椅子のあるリラックスルームがある。さて、もうひとつの天然ラジウム岩盤浴であるが、訪問時はオープン記念で無料であったが、通常は500円別に必用。それほど広くない正方形の部屋の中央に岩が配置され、床はオーストリア産の放射線を発する岩盤(ホルミシス)と砂利が敷いてある。枕があって寝転ぶことも可能。室内は涼しくて、入浴後のクールダウンにちょうど良いが、宣伝文句の「地球の恵から生まれた脅威のパワー」は感じられなかった。500円払ってまで利用する価値があるかは個人の目的と価値観によるだろう。また、館内の水は、前にも書いたとおり「アクアトミー」という浄活水化装置が使用され、飲んでも美味しい。最後に念を押すが、ここはあくまで「遠赤外線低温サウナ」と「天然ラジウム岩盤浴」が主であり、天然ミネラル風呂を目的として来ることはお勧めできない。ここは日帰り温泉でも健康ランドでもない。誤解なきように。効能効果はあるとしても、1800円という料金はやはり高いだろう。気軽に利用できないのは残念である。せめて再入浴可能だとありがたいのだが。料金を気にせず、つかの間の癒しの時間を求めたい人向き。蛇足であるが、受付のお姉さん方は美人である。

 
(No.340 2005/4/30、2008/12/28追記)

*2011年9月30日で閉館となりました。(2011/9/30追記)

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