月岡温泉 湯宿あかまつ (新発田市) A (泉質A、浴室:C、設備C、眺めC)
新発田市月岡温泉552-24 TEL:0254-20-8201 営業時間:10:30-17:00
(宿泊状況で延長あり:要確認) 定休日:要確認
泉質:含硫黄-ナトリウム-塩化物泉・硫酸塩泉、50.4℃
タオル:有料 サウナ:なし 露天:なし 石鹸:あり シャンプー:あり 休憩所:あり 食堂:なし
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場所:月岡温泉の温泉街の中央、「足湯
湯足美」の向かいにあり、2018年12月に惜しまれて閉館した月岡温泉「さかえ館」を、2003年に廃業した「赤松館」の後継者が受け継ぎ、2019年秋から改修工事が進められ、温泉棟を増築して、2020年4月19日にオープンした。源泉100%の温泉で、ゆっくりと湯治をたのしむことをコンセプトとし、飲食物の持ち込みが自由で、素泊まりを基本とする営業スタイルが特徴であり、立ち寄り入浴が可能である。
料金:大人800円、小学生以下400円、タオル100円、レンタルバスタオル250円、タオルセット(入浴+タオル+バスタオル)は大人1100円、子供650円。貸切入浴(平日限定・予約制)は、2名1時間3000円(タオル・バスタオル付)、1名追加につき+1000円(子供600円)。受付で料金を払い、脱衣場ロッカーの鍵を受け取る。
浴室:ロビーから短い渡り廊下でつながった温泉棟に男女浴室がある。脱衣場に入ると、鍵付きスチールロッカーが6つあるほか、脱衣棚・脱衣籠もある。洗面台のシンクは3つあり、ドライヤーのほか整髪料等が備えられている。
浴室には浴槽がひとつあるのみ。約300cm×150cmという石造りの浴槽は、旅館規模や利用人数を想定すると、程よい大きさである。場所的仕方ないが、窓から景色は見えない。壁際に洗い場が3ヶ所あり、ボディソープ、シャンプー、コンディショナー等がある。
泉質:源泉名は、月岡5号井、6号井。泉質は、含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉(弱アルカリ性低張性高温泉)。源泉温度50.4/49.5℃。PH
8.0/7.6。湧出量440/141L/分。
主な成分(イオン濃度:mg/kg、平成25年7月4日付)は、Li 0.3/0.3、Na 1097/1107、K 22.6/22.8、NH4
6.7/6.9、Mg 22.1/21.8、Ca 50.2/49.5、Sr 2.4/2.4、Cu 0.0/0.1、Zn 0.0/0.2、F
2.7/2.7、Cl 1059/953.3、Br 4.9/5.0、I 1.3/0.9、HS 71.5/79.3、S2O3
41.4/26.0、SO4 575.1/596.5、HPO4 0.4/0.0、HCO3 482.1/485.1、メタケイ酸
40.3/43.5、メタホウ酸 14.6/14.4、遊離CO2 8.1/20.4、遊離H2S 8.1/22.6、などで、ガス性除く成分総計は3494/3418mg/kg。
加水は行わず、24時間月岡温泉を供給(男湯・女湯ともに10L/分供給)、入浴に適した温度に保つため加温あり、月岡温泉固有事情の中間浮遊物除去のため濾過装置を稼働、入浴剤等の薬剤は一切使用なし、浴槽衛生管理のため浴槽清掃時に次亜塩素酸ソーダを使用、毎月の清掃や浴槽の換水、衛生検査の実施については県条例を順守しているとのことである。
湯はエメラルドグリーンに輝き、硫化水素臭が漂い、舐めれれば不味く、ツルスベ感の強い湯は、まさに月岡温泉であり、湯面には油膜も浮遊し、鮮度の高い湯を掛け流しで楽しめるのはすばらしい。
コメント:清涼飲料の自販機があるのみであるが、湯上りには玄関ロビー左手にある休憩スペースで休息できる。宿泊棟は、8帖和室1部屋、10帖和室1部屋、14帖和洋室(畳+シングルベッド2)1部屋、6帖洋室(シングルベッド1)2部屋、8帖洋室(ダブルベッド1)1部屋の計6室で、全室洗面・トイレ付きで、Wi-Fi設備有り。食事提供がない素泊まり型の宿だが、1プレート朝食(トースト、サラダ、コーヒー)が無料サービスされる。個人でも気軽に宿泊でき、純粋に月岡温泉を楽しみたい人には最適な宿である。
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(No.532 2020/5/23、2023/4/15料金追記・営業時間訂正) |