月岡温泉 月岡ニューホテル 冠月 (新発田市) B (泉質A、浴室B、設備C、眺めC) 閉館し、2018年4月より「風鈴屋」となった
新発田市月岡130 TEL:0254-32-1000 営業時間:10:00-21:00(要問合) 定休日:なし
泉質:含硫黄-ナトリウム-塩化物泉、循環・半掛け流し
タオル:なし サウナ:あり 露天:あり 石鹸:あり シャンプー:あり 休憩所:ロビー 食堂:なし
http://kangetu.com/ |
場所:月岡温泉街で一番目立つ、ホテル華鳳の向かいにある。泉慶・華鳳への道を進んだ奥にある。手前に旧・月岡パレスホテルの建物があるが、ここは冠月の別館として使用されている。玄関前には広大な駐車場がある。
料金:大人800円、子供400円。タオルなし。湯めぐりカード(100円:協定旅館の入浴が割引になる)利用で大人700円、小人350円。
浴室:大浴槽の他、岩造りの露天風呂、サウナ、水風呂がある。大浴槽は循環されているが、一部新鮮な源泉も注がれており、その分は掛け流しされている。飲泉も可能。露天風呂は屋根付きで、周囲は目張りされており、開放感は乏しい。洗い場には、ボディソープ、シャンプー類完備。洗面台にはドライヤー、くしあり。
泉質:源泉温度50℃の含硫黄-ナトリウム-塩化物泉。主な成分は、陽イオンは、Naイオン1099mg/kg、Caイオン56.9mg/kg、Mgイオン30.0mg/kg、Kイオン25.8mg/kg、アンモニウムイオン2.3mg/kg、Liイオン0.6mg/kg、合計1215mg/kg。陰イオンは、Clイオン1317mg/kg、硫酸イオン530.9mg/kg、炭酸水素イオン370.9mg/kg、HSイオン82.1mg/kg、チオ硫酸イオン5.7mg/kg、Fイオン3.1mg/kg、炭酸イオン1.1mg/kg、Iイオン0.9mg/kg、合計2312mg/kg。掲示はこれだけ。これは平成元年3月30日の分析。硫酸イオンは19.36mval%と、泉質名に出るにはぎりぎり足りない。ほぼ同じ成分の「ほうづきの里」の分析表では、含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉となっている。実際の湯は、淡緑色透明、硫化水素臭が強く、硫黄味・塩味がする。温まりは大変良く、肌はすべすべする。
コメント:今回は仕事を兼ねて2泊3日過ごしたが、日帰り利用可能なので紹介する。他の多くの旅館同様に、源泉組合からの配湯であり、泉質的な独自性はないが、良い泉質には違いない。800円という入浴料は高いと思うが、これは協定料金のようである。なお、広大な1000坪の庭園を有しており、これは一見の価値がある。散歩もできる。
追記:2014年12月に、久しぶりに宿泊利用したが、新しい成分表の掲示になっていた。源泉名は、月岡5号井、月岡6号井。泉質は、含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉。源泉温度は、5号井・6号井それぞれ50.4/49.5℃。湧出量は440/141L/分。PHは8.0/7.6。主な成分(イオン濃度:mg/kg、平成25年7月4日分析)は、Li
0.3/0.3、Na 1097/1107、K 22.6/22.8、NH4 6.7/6.9、Mg
22.1/21.8、Ca 50.2/49.5、Sr 2.4/2.4、Cu 0.0/0.1、Zn 0.0/0.2、F 2.7/2.7、Cl
1059/953.3、Br 4.9/5.0、I 1.3/0.9、HS 71.5/79.3、S2O3 41.4/26.0、SO4 575.1/596.5、HPO4 0.4/0.0、HCO3 482.1/485.1、メタケイ酸
40.3/43.5、メタホウ酸 14.6/14.4、遊離CO2 8.1/20.4、遊離H2S 8.1/22.6、などで、ガス性除く成分総計は3494/3418mg/kg。源泉は、清掃後のみ加水、加温あり、循環ろ過ありと記載。
→ブログ
*ホテルエリアワングループに入り、大浴場は沸かし湯になったそうです。上記の記載内容は以前のものですので、ご注意ください。(2018./4/15追記)
(No.264 2002/9/7、2014/12/7、2018/4/15追記)
2003/7/7 豊浦町は新発田市に合併し、月岡温泉も新発田市になりました。 |