新胎内温泉 ロイヤル胎内パークホテル (胎内市・旧黒川村) B (泉質A、浴室A、設備C、眺めA)

胎内市夏井1191-1 TEL:0254-48-2211 営業時間:11:00-14:30(最終受付13:30) 定休日:月曜日(休日の場合は翌日)
泉質:ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉、51.6℃、循環、飲泉可
タオル:なし サウナ:あり 露天:あり 石鹸:あり シャンプー:あり 休憩所:なし 食堂:レストランあり
http://www.royal-tainai.jp/

場所:胎内パークホテル、ニュー胎内パークホテルに並んで、2001年春にオープンしたリゾートホテルである。ヨーロッパのお城を彷彿させる豪華な造りである。ロビーは大理石造りでピカピカ。ピアノの音が流れ、高級ホテルの雰囲気。隣の2つの庶民的ホテルとは差別化を図っている。ただし経営は同じ。黒川村が運営する第3セクターである。日帰り温泉巡りをしている貧乏者にとって、私のような庶民を拒否するように見えるこのような豪華な施設は敷居が高いが、意外にも日帰り入浴を受け付けているので紹介したい。(合併により胎内市となり、胎内パークホテル、ニュー胎内パークホテルは集約されて、胎内アウレッツ館として団体専用施設となった。)

料金:入浴のみは大人800円(胎内市在住600円)、小人400円。フロントで入浴券を買う。タオルは貸してもらえる。浴室は2階にあり、靴を脱いで浴室に向かうと、浴室前に入浴券入れがある。

浴室:大浴槽、サウナ、水風呂のほか露天風呂があり、さらに少し離れたところに展望露天風呂がある。この展望露天風呂は檜造りで大きくはないが、眺めは非常によい。また、露天風呂横には休憩できる板場がある。
 洗い場は仕切付きで、ボディソープ、シャンプー、コンディショナーがある。当初は浴室前のロビーに飲泉所があり、紙コップが置いてあり飲泉できたが、その後飲泉できなくなった。脱衣場には脱衣棚に脱衣籠。洗面台にはドライヤー、ヘアブラシ、整髪料などがある。

 2020年3月、展望露天風呂「宙の箱舟」はリニューアルされ、少し眺めが悪くなった。(2020/6/28追記)
 

泉質:源泉名は新胎内温泉。源泉温度51.6℃、PH8.4のナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉。主な成分は、Naイオン501.1mg/kg、炭酸水素イオン684.6mg/kg、硫酸イオン429.2mg/kg、塩素イオン33.2mg/kg、炭酸イオン15.6mg/kg、フッ素イオン7.0mg/kg、メタ珪酸37.9mg/kgなど、ガス性除く成分総計は1725mg/kg。すぐ隣の胎内温泉はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉なので泉質は異なる。実際の湯は、淡黄緑色透明で無臭だが、かなりの薬味がする。肌はツルツル、ヌルヌルになり、柔らかないい湯である。飲泉所の湯は浴槽で感じた薬味は薄く、飲みやすい。

平成25年1月25日付の新しい分析表では、源泉名は新胎内温泉。泉質はナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩温泉(低張性アルカリ性高温泉)。源泉温度 51.1℃。湧出量 162L/分(動力)。PH 8.4。ラドン 3.12x10-10Ci/kg(0.86マッヘ単位/kg)。
 主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Na 499.8、K 6.7、NH4 3.5、Mg 0.8、Ca 3.2、Al 0.0、Mn 0.0、Fe(II) 0.0、Li 0.0、Sr 0.0、Ba 0.0、Cu 0.0、Zn 0.0、F 7.2、Cl 47.7、HS 0.0、S2O3 0.0、Br 0.2、SO4 357.8、HCO3 747.5、CO3 16.8、I 0.1、NO3 0.0、HPO4 0.0、HSO4 0.0、メタケイ酸 51.8、メタホウ酸 1.3、遊離CO2 4.2、遊離H2S 0.0 など、ガス性除く成分総計は1744mg/kg。 入浴に適した温度を保つため加温、衛生管理と浴槽内の温度を維持するため循環ろ過装置を使用、衛生管理のため塩素系薬剤による消毒を行っていると掲示。

コメント:このホテルは豪華な浴室の他、屋内プールも備えたリゾートホテルである。豪華絢爛な外観は異様にすら感じるが、気軽に立ち寄り湯ができるのはありがたい。以前訪れたときは、立ち寄り湯は拒否的であったが、混雑する休日の午後でも受け入れてくれるようになり、随分と庶民的になった。浴槽は循環なのが残念だが、ツルツル具合は県内屈指であり、泉質的に優れている。料金も安く、眺めも良い。胎内の行楽のついでに是非立ち寄られると良い。

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(No.232 2001/11、2002/5/5、2004/2/8更新、2011/1/22料金改訂、2012/6/30追記、2014/12/25訂正、2020/6/28追記、2022/4/29営業時間変更)

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