場所:北陸道上越インターから国道18号線に降り、長野方向にしばらく進む。案内板に従って牧村へ行く国道405号線に降り、山へと向かう。牧村内に入ると、深山荘の案内板が出ているので、それに従って右手山奥に進む。細い道を数キロ進むと、山の斜面にへばりつくように建つ深山荘の立派な建物が突然視界に見えてくる。かなりの山奥ではあるが、上越インターから30分程で行くことができる。冬期間はどうかはわからないが。 料金:大人600円、小学生350円、幼児100円、タオルなし。 浴室:建物は本館と渡り廊下でつながれた別館、そして新館がある。別館と新館の2ヶ所に大浴場がある。別館の浴室は、ジェット付き大浴槽とサウナがある。ただし、サウナは2人しか入れない狭さ。大きな窓が開放的で、眺めは抜群。新館の浴室は、健康風呂と称し、やはり大浴槽とサウナがある。サウナは別館よりも大きい。大浴槽は2つに仕切られ、薬草湯となっている。別館同様展望は抜群である。それぞれの洗い場にはボディソープ、シャンプー完備。眺めがいいので露天風呂があるといいのだが・・。 泉質:宝歴7年(約240年前)源泉発見という歴史ある温泉とのこと。源泉温度11.1度、PH 6.8 の単純硫黄冷鉱泉であるが、無色透明無臭で特徴がない。飲泉はできませんとの表示があるが、飲んでも無味であった。別館浴室脱衣場に目立たないように成分表が掲示してあるが、新館には掲示がない。主な成分は、ナトリウムイオン27.8mg/kg、マグネシウムイオン18.2mg/kg、カルシウムイオン49.5mg/kg、塩素イオン57mg/kg、硫化水素イオン6.7mg/kg、チオ硫酸イオン1.3mg/kg、硫酸イオン46.8mg/kg、炭酸水素イオン191.7mg/kg、メタ珪酸62mg/kg、遊離二酸化炭素50.9mg/kg、硫化水素12mg/kgなどガス性を除く成分合計は412.3mg/kgと薄いが、硫黄分はかなり含む。その割に硫黄臭がしないのは、温め直しして飛んでしまっているのだろうか。温泉の歴史については、ロビーに置いてある宇津俣地区の郷土史に詳しく書いてある。宇津俣地区では温泉とともにこの地区で湧出する天然ガスを利用した沸かし湯が古くから営業されていたとのこと。 コメント:館内設備としては売店、自販機、食堂などあり、休憩用広間もある。その他にも浴室前などに椅子がたくさん置かれており、休憩場所は充実。館内はきれいであり、清潔感がある。眺めも良く、気分はリフレッシュできる。山奥で行くには覚悟がいるが、時間的には上越市から近いので、足を延ばして損はないだろう。もう少し硫黄臭が漂うといいのだが。 (No.151 1999/11、2011/11/21定休日訂正、2018/12/2料金訂正、2021/4/4料金・営業時間・定休日訂正) |
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